車名は「GT-XR」と判明!アウディ製2.5L直5エンジン搭載、KTMの軽量ロードカーをスクープ

KTM X-BOW GT-XR プロトタイプ(スクープ写真)
KTM X-BOW GT-XR プロトタイプ(スクープ写真)全 26 枚

オーストリアを拠点とするKTMが開発中の新型軽量スポーツカーの最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

KTMはバイクメーカーとしてその地位を確固たるものとしつつあるが、自動車ファンならば気になるモデルが4輪の『X-BOW』だろう。レーシングカートをそのまま巨大化させたようなスタイルが特徴で、その軽量ボディがもたらすパフォーマンスは唯一無二と言っていい。

今回のプロトタイプは、サーキット専用車『X-BOW GTX』、及び『X-BOW GT2』のロードゴーイングカーバージョンで、2月にもプロトタイプを捉えていた。今回のスクープでは、市販時の車名が『X-BOW GT-XR』になることが判明した。

KTM X-BOW GT-XR プロトタイプ(スクープ写真)KTM X-BOW GT-XR プロトタイプ(スクープ写真)

ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、以前よりカモフラージュが落とされ、フロントエンドのデザインが露出している。スリムでシャープなヘッドライトを装備し、その下には小さなLEDストリップが付いている。メインランプの下には追加の2つのライトバーも確認できる。バンパーインテークの間にナンバープレート用スペースを確保、新設計のハニカムメッシュパターンも確認できる。

フードは低く、ラップアラウンドのフロントガラスが存在する。またドアはなく、代わりにキャノピーが前方に傾斜することで乗降をおこなうスタイルは変わらずだ。

側面では、張り出したフロントフェンダー、ベルトラインに沿ってリアへ伸びるシャープなエッジが見て取れる。GTXやGT2とのデザインの最大の違いは、巨大なスワンネックウィングに代わるアクティブリアスポイラーだ。また足回りには、公道仕様のタイヤを装着したゴールド仕上げの5本スポークリムを備える新ホイールセットを履いている。

KTM X-BOW GT-XR プロトタイプ(スクープ写真)KTM X-BOW GT-XR プロトタイプ(スクープ写真)

GT-XRのパワートレインは、GT2と同様にミッドシップにアウディ製の2.5リットル直列5気筒ターボチャージャーエンジンを搭載していると伝えられている。サーキット専用のGT2の最高出力は600馬力を発揮するが、公道仕様では未確認。いずれにしても動力は7速ダイレクトシフトギアボックスを介して後輪に送られることになりそうだ。

尚、GT2の重量は約1000kgとなっているが、GT-XRでは公道を走る安全基準を満たすために装備を追加することで重量増となることは避けられないが、それでも軽量スポーツカーとして圧倒的なパフォーマンスを発揮することは間違いない。

X-BOW GT-XRのデビューは、KTMの公式インスタグラムによると「近日中に追加」となっており、今後数週間以内と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る