JR北海道は8月17日、札幌駅(札幌市北区)11番線ホームを10月16日から供用開始すると発表した。
11番線は、新幹線の高架橋建設にスペースを確保するため南側の1番線が廃止されることから代替として北側に設けられる在来線ホームで、6両編成に対応。札沼線(学園都市線)の列車がすべて同ホームに発着するようになる。
11番線新設、1番線廃止の概要(断面)。
11番線新設、1番線廃止の概要(平面)。一方、現在の1・2番線ホームは1番線の廃止に伴ない10月から段階的に幅員が縮小され、JR北海道では混雑が予想されるとしている。
1・2番線ホームの幅員縮小は、1番線側に新幹線高架橋の構築空間を生み出すために行なわれ、残る2番線ホームが段階的に縮小される。
現在の札幌駅1・2番線ホーム。右手の1番線が廃止され、ホームの幅員が縮小される。2022年8月21日。地下商店街の「パセオ」も新幹線高架橋の耐震補強工事に伴ない主要設備が支障することから10月1日には全面閉鎖され、こちらも段階的に通路の閉鎖が行なわれる。
10月1日から段階的に設備が閉鎖される札幌駅。
閉店セールが行なわれている札幌駅地下商店街PASEO。一部の店舗はすでに撤退している。2022年8月22日。なお、11番線ホームの供用開始に伴なう構内信号工事の影響で、学園都市線では9月3・10日、10月15日が当別までの最終列車が運休し、23時59分発あいの里公園行き最終を当別まで延長。9月4・11日、10月16日は当別5時33分発新千歳空港行き初発が札幌止まりとなり、1本後の札幌行きが運休となる。




