トヨタ、国内でも新車値上げの兆し---日本製鉄と鋼材価格大幅引き上げで合意[新聞ウォッチ]

トヨタ自動車高岡工場
トヨタ自動車高岡工場全 3 枚

国内企業で最大の鋼材を買い入れているトヨタ自動車が、日本製鉄と自動車用の鋼材を値上げすることで合意したという。

[写真:日産マーチ]

きょうの日経が1面トップで報じていが、それによると、部品会社に供給する価格を2022年度下期(22年10月~23年3月)は上期よりも1トン当たり約4万円引き上げるそうだ。上昇幅は2010年度以降で最大となるもよう。

鉄鋼の原料価格はウクライナ危機で上昇に歯止めがかからず、主原料である原料炭の調達価格は4~6月期に1~3月期より3割上がり、最高値を更新したほか、鉄鉱石も高値圏で推移しているという。

トヨタと日鉄は鉄鉱石や原料炭などの価格を踏まえ、半年ごとに価格交渉を実施しているが、トヨタは部品メーカー向けの鋼材も自社分と合わせて一括購入しており、日鉄からの仕入れ値をもとに部品会社に支給する鋼材価格を決めている。

きょうの読売には、9月も生活に身近な商品の値上げが相次ぎ、飲食料品2000品目のほか、衣料や家電、玩具など幅広い商品に及んでおり、一段と家計の負担は増すと取り上げている。トヨタは米国で主力車種の希望小売価格を5万円超引き上げるなど一部地域ではコスト高を車の価格に転嫁しているが、日本では先行してマツダや三菱自動車などが一部車種の値上げに踏み切ったものの、トヨタは値上げについては先送りしている。

だが、日経によると、鋼材は車両1台当たりの素材価格の5割ほどを占めており、今回、トヨタが日鉄との交渉で車用鋼材の大幅な値上げを受け入れたことで「新車価格への転嫁を検討する可能性がある」(米コンサルティング会社)などと指摘。さらに、幅広い産業の鋼材価格が上がることが予想されるため「インフレの波がほぼ全製品に広がりつつある」とも伝えている。

2022年9月1日付

●入国上限5万人表明、首相「旧統一教会関係断つ」(読売・1面)

●トヨタEV電池に7300億円、60万台分日米で投資へ(読売・8面)

●中国自動車大手ルノーに出資へエンジン車部門(読売・8面)

●日産マーチ国内販売40年で幕(朝日・6面)

●「鹿児島から来た」首都高でルーレット走行、事故起こした容疑者逮捕(朝日・19面)

●さよなら大観覧車、23年の歴史に幕、お台場、16分の空の旅心の中に(毎日・19面)

●「森元会長に200万円」五輪汚職 青木前会長が供述(産経・1面)

●日野不正親会社トヨタの対応焦点、商用車再編加速の見方も(産経・10面)

●JR東鉄道4000人減方針、コロナで乗客減不動産・流通へ配置(東京・7面)

●車用鋼材最大の値上げ、トヨタ、日鉄と合意、2~3割程度、インフレ、車に波及(日経・1面)

●「アイサイト」運転負荷6割減、スバルが調査結果(日経・15面)

●EVタイヤ・脱炭素、ブリヂストン2.8兆円投資、30年度までに、再投資狙う(日経・15面)

《福田俊之》

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