自動運転バスを活用して東日本大震災の伝承活動

実証実験で使用する自動運転バスのイメージ
実証実験で使用する自動運転バスのイメージ全 1 枚

アイサンテクノロジーは9月26日、高田松原津波復興祈念公園(岩手県陸前高田市)で来園者向け自動運転サービスの実証実験を9月10日から実施すると発表した。

実証実験は、自動運転車を活用した東日本大震災伝承活動の実運用化に向けてサービス面と技術面の課題を抽出するため、アイサンのほか、復建調査設計、ティアフォー、損害保険ジャパン、KDDIの5社で実施する。

実証実験では10人乗りの小型自動運転EVバスが、園内に点在する復興のシンボルとなっている「奇跡の一本松」や震災の脅威を伝える震災遺構「気仙中学校」などの施設を巡る。パークガイドも同乗し、効果的に震災における教訓の理解を促す。5社は、EVバスの遠隔監視による自動運転で、公園内における走行環境の確認やサービス面での課題を抽出する。利用客の受容性も調査する。

実証実験で課題や効果を検証、課題を解決した上で2023年度に一部エリアで運行を開始し、2025年度に本格運行開始を目指す。5社は自動運転車を活用し陸前高田市の震災伝承活動に貢献するとともに、将来的には自動運転車を陸前高田市内の公共交通などへの展開も視野に入れる。


《レスポンス編集部》

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