シトロエンのシティコミューターEV『アミ』、イエローアクセント仕様が登場

アミの最上位モデルに位置づけられる「マイ・アミ・トニック」

カーキとイエローはインテリアにも

1回の充電での航続は最大70km

シトロエン・マイ・アミ・トニック
シトロエン・マイ・アミ・トニック全 10 枚

シトロエン(Citroen)は9月1日、コンパクトシティコミューターEV『アミ』に、「マイ・アミ・トニック」を欧州で設定すると発表した。

◆アミの最上位モデルに位置づけられる「マイ・アミ・トニック」

シトロエン・マイ・アミ・トニックシトロエン・マイ・アミ・トニック

アミのボディサイズは、全長2410mm、全幅1390mm、全高1520mm。最小回転半径は3.6mと、取り回し性に優れる。シトロエンによると、バスや地下鉄、路面電車などの公共交通機関のほか、二輪車、自転車、スクーター、キックスクーターなどの代替手段として開発したという。

マイ・アミ・トニックは、アミの最上位モデルの位置づけだ。カーキにレモンイエローのアクセントを添えたボディカラーをはじめ、サングラスに似たデザインのヘッドランプベゼル、フロントガラス下のブラックパネル、ルーフバー、専用バンパー&ホイールなどを装備している。

カーキ色は、エクステリアトリムとロアドアステッカーに使われている。また、ボディの矢印にはレモンイエローを使う。たとえば、リアクォーターパネルの矢印は窓の開け方を示し、ホイールアーチの矢印はホイールが適切に位置合わせされていることを確認する遊び心のある方法を提示する。この矢印は、航空機がモチーフになっているという

◆カーキとイエローはインテリアにも

シトロエン・マイ・アミ・トニックシトロエン・マイ・アミ・トニック

インテリアには、スマートフォンの固定システム、3つのカップホルダー、ドアネット、パーティションネット、バッグフック、フロアマット、スマートフォンを接続するための「Dat@mi」ドングルなどの機能的なアクセサリーが標準装備されている。

インテリアでは、カーキ色がダッシュボードの収納ボックスとドアネットに使用された。レモンイエローは、車内ドアの開閉に使うストラップ、バッグフックに鮮やかなアクセント効果をもたらすという。

同様に、ドアパネルの内側に下向きに配置された3つの白い矢印は、ハンドルを動かしてドアを開く方法を示している。また、ウィンドウフラップのステッカーには、フランス・ヴェリジーのステランティスのテクニカル センター「AND」 の経度の GPS 座標が記された。運転席ドアハンドルの「プラス」と助手席ドアハンドルの「マイナス」は、バッテリーの電極を意味している。

◆1回の充電での航続は最大70km

スマートフォンとの連携が強化されており、車載ディスプレイの代わりとして機能する。ドライバーは、航続、バッテリーの状態、充電の残り時間、メンテナンススケジューリングなど、車両に関する重要な情報に、いつでもスマートフォンからアクセスできる。

キャビンへのアクセスを容易にするために、運転席側には逆ヒンジ式のドアを採用した。車内に乗り込み、スマートフォンを専用の場所に置く。スマートフォンがダッシュボードのメイン画面になり、ナビゲーションや音楽にアクセスできる。

EVパワートレインのモーターは、最大出力が8.2hpだ。バッテリーは蓄電容量5.5kWhのリチウムイオンで、フロア下にレイアウトされる。1回の充電での航続は最大70kmだ。シトロエンによると、70kmの航続は、都市部のユーザーの1日の平均移動距離を上回るという。バッテリーの充電は、220Vソケットで、およそ3時間で完了する、としている。


《森脇稔》

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