ステップワゴン 新型をペットイベントで初展示、フリードと愛犬用グッズも紹介…ホンダアクセス

ホンダ ステップワゴン 新型(アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022)
ホンダ ステップワゴン 新型(アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022)全 42 枚

八ヶ岳を望む富士見高原リゾート(長野県)で、「アウトドアドッグフェスタ 2022」が9月17日18日に開催された。愛犬と飼い主が一緒に “そとあそび” を楽しめるこのイベントは、今年で8回目を迎えた。新型コロナウイルス感染対策の一環として入場者数制限が行われたが、開場前からゲート前には犬連れの来場者で長蛇の列ができていた。

ペットと楽しむカーライフを提案

ホンダ車の純正アクセサリーメーカーであるホンダアクセスは、このイベントに毎年参加している。ドレスアップやチューニングのイメージが強い同社だが、ソフトケージやサークルなど車載用ペットグッズの企画・開発も行う。愛犬も楽しめるお出かけスポットをまとめたウェブサイトも運営しており、「Honda Dog(ホンダドッグ)」ブランドを通してペットと楽しむカーライフの提案を積極的に行っている。

Honda Dog(ホンダアクセス)ブース/アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022Honda Dog(ホンダアクセス)ブース/アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022

新型ステップワゴンが初登場

Honda Dogブースでは、今年5月にフルモデルチェンジした『ステップワゴン』がペットイベント初登場。新型は3列目のシートにも厚みのあるクッションが採用され、長時間の乗車も疲れにくい印象だ。このシート、使用しない時はフロアに収納できるため荷室は完全なフラットになる。複数の大型犬用ケージも安全に搭載できるだろう。

ホンダ ステップワゴン 新型(アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022)ホンダ ステップワゴン 新型(アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022)

展示されていた8人乗りベンチシート仕様の「AIR」には、飼い主の利便性と愛犬の安全性・快適性に配慮した様々なペットグッズが装着されていた。助手席用ソフトケージの「ペットシートプラスわん2」や2列目を愛犬専用スペースにできる「ペットシートマット」など、純正アクセサリーとしてデザインもインテリアに良く溶け込んでいる印象だ。

ホンダ ステップワゴン 新型(アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022)ホンダ ステップワゴン 新型(アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022)

販売店で犬を展示車に載せるのは躊躇する飼い主が多いだろうが、こうしたイベントであれば気兼ねなく愛犬と一緒にクルマに乗り込むことができる。室内空間を確認したり、愛犬用グッズの使い勝手を実際に試したりできる貴重な機会だ。

愛犬家に好評なフリード

ステップワゴン以上に愛犬家が注目していたのがコンパクトな『フリード』。ペットイベントでは「フリードを見に来ました」という来場者が多いそうだ。クルマは「ワンちゃんファーストで選びます」という夫婦は、愛犬のゴールデンレトリーバーと『フリード+』を熱心にチェックしていた。

フリード+は荷室が広いことに加え、リアシートの背もたれを倒せばフラットになる。大型犬2頭分のケージでも、無理なく積み込めるところが気に入ったと言う。ステップワゴンも魅力的だが、スーパーマーケットへの買い物など日常使いを考えると「私にはちょっと大きすぎるので…」とのことだ。コンパクトなフリードがすべてに “ちょうどいい” ことが、愛犬家に広く好かれている理由のようだ。シートアレンジを変えてフルフラットにすれば、夫婦とゴールデン2頭で車中泊もできそうだと話す。

Honda Dog(ホンダアクセス)ブース/アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022Honda Dog(ホンダアクセス)ブース/アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022

ペットオーナーの声を生かした製品開発

ホンダアクセスは、こうしたイベントを商品開発にも役立てているという。「お客さまから直接ご意見をうかがい、新商品の企画や既存製品の改良に役立てるのが、ペットイベントに参加する一番の理由です」と担当者は話す。昨年リニューアルされたソフトケージは、そうしたペットオーナーの意見を反映したものだそうだ。

旧モデルが発売された当時はダックスフントが人気犬種だったが、現在はトイプードルなど小型犬でも比較的体高の高い犬種が多い。オスワリした時に、頭が当たってしまう場合もあったそうだ。「そうしたご意見を取り入れて、約5センチ高く設計し直しました」とペットシートプラスわん2の開発エピソードを聞くことができた。

「ペットシートプラスわん2」「ペットシートプラスわん2」

主に助手席に装着して使うこの製品は、テスト車両に搭載して衝突実験を行い、万が一の事故の時もエアバッグが干渉しないように設計されている。そのほかのサークルやマットも、シートベルトのバックルを利用して装着する「ペット車外飛び出し防止リード」と併用できるよう設計されている。安全性に妥協がないのは、自動車メーカー純正品ならではだろう。

可愛らしい小物類の楽しみ方

そのほか、肉球デザインの「ペットエンブレム」やホイール用「ペットセンターキャップ」など、さりげないドレスアップアイテムも用意されている。また、柔らかい肉球が付いた「ペットセレクトノブ」や「ペットキーカバー」は、白と黒のほか「しば」と呼ぶ落ち着いた黄色の3色から選ぶことができる。

「このステッカー(=ペットエンブレム)可愛いよね~」とホンダブースを訪れていた来場者は、しば色のキーカバーをバッグから取り出して見せてくれた。一緒にいたのは2頭の柴犬で、愛犬と愛車のキーをカラーコーディネートして楽しんでいるという。

Honda Dog(ホンダアクセス)ブース/アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022Honda Dog(ホンダアクセス)ブース/アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2022

Honda Dogは、ウェブサイトで愛犬とのお出かけスポットなどに関する情報発信も行っている。「安全で快適なグッズだけでなく、可愛いアイテムやお出かけ情報の提供なども合わせ、ペットと一緒のカーライフについて楽しい提案をしていきたいと思います」とするホンダアクセス。ペット関連のイベントには、引き続き積極的に参加していくようだ。

《石川徹》

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