ルノーの主力商用車、初のEV版が登場…IAAトランスポーテーション2022

1回の充電での航続は最大で240km

標準ボディとロングボディの2種類を設定

ルノーの「EASYLINK」マルチメディアシステム

ルノー・トラフィック・バン E TECH エレクトリック(IAAトランスポーテーション2022)
ルノー・トラフィック・バン E TECH エレクトリック(IAAトランスポーテーション2022)全 10 枚

ルノーは9月19日、ドイツ・ハノーバーで開幕した商用車ショー「IAAトランスポーテーション2022」において、『トラフィック・バン E TECHエレクトリック』(Renault Trafic Van E-TECH Electric)を初公開した。

写真:ルノー・トラフィック・バン E TECH エレクトリック

◆1回の充電での航続は最大で240km

ルノー・トラフィック・バン E TECH エレクトリックルノー・トラフィック・バン E TECH エレクトリック

同車は、ルノーの欧州市場における主力商用車のひとつ、『トラフィック』のEVバージョンだ。初代トラフィックは1980年に発表された。以来、世界50か国で220万人以上の顧客を獲得したルノーのLCV(軽商用車)のベストセラーモデルだ。乗用ミニバン仕様もラインナップされている。

初のEVバージョンとして登場したのが、トラフィック・バン E TECHエレクトリックだ。モーターは最大出力122hpを引き出し、最大積載量1.1トンの荷物を運ぶことができる。

バッテリーの蓄電容量は52kWh。1回の充電での航続は、最大で240km(WLTPサイクル)に到達する。バッテリーの充電に関しては、3種類の充電器から選択できる。家庭用充電に適した単相出力7kWのAC充電器、公共充電ステーションでの急速充電向けの出力22kWのAC充電器、高速道路での急速充電用の出力50kWのDC電器に対応している。

◆標準ボディとロングボディの2種類を設定

ルノー・トラフィック・バン E TECH エレクトリック(IAAトランスポーテーション2022)ルノー・トラフィック・バン E TECH エレクトリック(IAAトランスポーテーション2022)

トラフィック・バン E TECHエレクトリックには、水平基調のボンネットフードと垂直なフロントグリル、フルLEDヘッドライトなどを採用する。

標準ボディとロングボディの2種類を設定した。全長は標準ボディが5080mm、ロングボディが5480mm。全高は標準ボディが1967mm、ロングボディが2498mmとした。「バンモード」では、5.8~8.9立法mの荷物を積むことができる。セグメントで最高レベルの4150mmの荷室長を持たせた。

インテリアは、ダッシュボードがドアパネルにまで伸びる水平基調のデザインとし、室内スペースをより広く感じさせることを狙う。インストルメントパネル、ドアパネルなどには、クロームのアクセントを添えている。

◆ルノーの「EASYLINK」マルチメディアシステム

ルノー・トラフィック・バン E TECH エレクトリック(IAAトランスポーテーション2022)ルノー・トラフィック・バン E TECH エレクトリック(IAAトランスポーテーション2022)

ナビゲーションシステムが組み込まれたルノーの「EASYLINK」マルチメディアシステムを搭載する。グーグルの「AndroidAuto」とAppleの「CarPlay」に対応した8インチのタッチスクリーンディスプレイが装備される。出力15Wで充電できる誘導式のスマートフォン充電器が付属する。ドライバー正面のインストルメントパネルには、4.2インチのカラークラスターが組み込まれた。3つのUSBスロットも配置されている。

前席中央の背もたれを前方に折りたためばテーブルとなり、A4サイズのパソコンを置いてキャビンをモバイルオフィスに変えることができる。このテーブルは、ランチ休憩にも利用できる。キャビンには「EASY LIFE」収納などのソリューションを導入した。助手席の下の54リットルの収納を含めて、合計88リットルの収納スペースを備えている。

幅広い先進運転支援システム(ADAS)を用意した。アダプティブクルーズコントロール、ブレーキ機能付きクルーズコントロール/スピードリミッター、自動ハイビーム、車線逸脱警告、死角警告、アクティブ自動ブレーキ、速度超過アラート付きの交通標識認識など、10種類のADASが選択可能。フロント、リア、サイドにはパーキングセンサー、リアにはパーキングカメラを装着することもできる。

《森脇稔》

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