「トラックドライバー」に関する仕事を探している求職者が、コロナ禍を契機に増加している。求人検索エンジン、「Indeed」の調査で分かった。
ECサイトが普及したことで、物流業界におけるトラックの重要度が高まっている。国土交通省によれば、2020年のトラック運送における宅配便は47億8494万個で、これは2010年から約5割増の数字だ。一方で、急激に高まる需要に対し、物流を支えるトラックドライバーは数が不足しているのが現状だ。
このような状況を受けて、求人検索エンジン「Indeed」日本法人であるIndeed Japan株式会社は、「トラックドライバー」や「運転手」など関連するキーワードの、同社サイトにおける検索推移を調べた。

調査の結果、「ドライバー」や「運転手」、なかでも「トラックドライバー」に関連した検索が特に増えていることが分かった。2020年の2月頃から検索数が増加し始め、2020年5月には過去5年間で最も高い数値を記録。その後減少傾向に転じたものの、2022年8月の検索数は2019年同月比で10.0%増加しており、コロナ禍以前よりも高い水準を維持している。