【スズキ スペーシアベース 新型試乗】シゴトもアソビもユーザー次第で“映える”!?…島崎七生人

スズキ スペーシアベース XF・2WD
スズキ スペーシアベース XF・2WD全 18 枚

標準車、カスタム、ギアに続く、第4の『スペーシア』として登場したのがこの『スペーシアベース』。ユニークなのは4ナンバーの商用車である点で、ビジネスユースは当然ながら、プライベートでも使えるように仕立てられたところが特徴だ。

【画像全18枚】

使い方も遊び方もユーザー次第

スズキ スペーシアベース XF・2WDスズキ スペーシアベース XF・2WD

リヤゲートに“最大積載量200kg”とあり、リヤシートが小振りなのが商用車登録の証。“人”でいうと1~2名乗車に重きを置き、後部はユーザーの使い方次第でいかようにも使えるようになっている。

後席は足元に折り畳んで沈ませられ、こうすることでラゲッジスペースと繋がった、低くフラットなスペースができる。この状態で荷室長×荷室幅×荷室高は1205×1245×1220mmと広い。自転車の積載も可能で、バックドアのシル部分にはよく見ると積み込みの際にタイヤを通すための切り欠きも。

スズキ スペーシアベース XF・2WDスズキ スペーシアベース XF・2WD

それと“マルチボード(自重5.5kg)”と呼ぶ、自在な使い方が可能なボードは特徴のひとつ。ラゲッジスペースで使う場合は3段階の高さが選べ、もっとも低い状態では、フルリクライニングさせた前席と繋げたフルフラットモードが可能。

純正アクセサリーのクッション(サイズは210×54×2cm)を使えば車中泊も可能だ。一方で上段(高さ430mm)、中段(同・290mm)でテレワーク、移動販売などのデスク、テーブルとして活用することもできる。

スズキ スペーシアベース XF・2WDスズキ スペーシアベース XF・2WD

またボードは立ててパーティションとして使うと、前/後で805/545mmにラゲッジスペースを分けた使い方が可能に。この場合、前側をペットの専用スペースとしてはいかがでしょう?とスズキがいうので、試しに我が家の愛犬を乗せてみると、なるほど犬の居場所は十分な広さで、フリーでもケージを使った状態でも楽に乗せられた。仕切られた後ろ側には荷物もタップリと積めるので、なかなか便利だった。

リヤクォーターに3本のビードが入った樹脂パネルを装着(室内側はポケットになっている)した外観は、スノッブな道具感がいい。ブラックパールに塗装されたフロントグリルがマイナーチェンジ前の『スペーシアカスタム』のそれだとお気付きの方はなかなかの通だと思う。

スズキ スペーシアベース XF・2WDスズキ スペーシアベース XF・2WD

『ワゴンRスマイル』で採用した省燃費タイヤ(指定内圧は前/後=240/260kPa)を装着、フロントハブベアリングの容量をアップさせた以外は『スペーシア』と共通という足回りは、乗用車的なサラッと快適な乗り味になっている。

52ps/6.1kgmの性能の3気筒DOHC 12バルブ吸排気VVTエンジン+CVTは、日常から高速走行シーンまで、実用の範囲ならストレスのない動力性能を発揮している。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダの新型「FRスポーツ」開発始動! 特許公開、次期ロードスターかアイコニックSPか?
  2. 【スズキ エブリイワゴン 新型試乗】快適性がさらにアップ、走りも“頼り甲斐のある”実用ワゴン…島崎七生人
  3. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  4. 『エブリイワゴン』のロール感を抑えて乗り心地アップ、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」発売
  5. トヨタ『ルーミー』が10年ぶりの刷新…次期型はハイブリッド化か?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
ランキングをもっと見る