コロナ禍でオイル交換減少、整備業界に与えた影響をビッグデータで分析

オイル交換(イメージ)
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ナルネットコミュニケーションズは、新型コロナウィルス感染症の流行が自動車整備業界に与えた影響を公表。コロナ禍で消耗品の交換件数が低下していることが明らかになった。

ナルネットコミュニケーションズでは、オートリース会社を中心に、定額で自動車の維持管理をアウトソーシングできる「自動車メンテナンス受託」を事業の柱のひとつに据えている。2020年1月以降、新型コロナウィルス感染症の流行は自動車整備業界やオートリース業界にも影響を与えている。今回、同社が取り扱う月平均6万台以上の点検・整備件数および費用を、新型コロナウィルス感染症流行前の2019年度(2019年4月~2020年3月)と、それ以降の2020年度(2020年4月~2021年3月)、2021年度(2021年4月~2022年3月)で比較。コロナ禍が自動車整備業界に与えたインパクトを分析した。

まず、車種別の年間稼働台数(同社にてメンテナンス受託している車両数)を見ると、「乗用車」「軽自動車」「バン」は増加の一途を辿る一方で、「トラック」は年々減少。その一方、点検・整備費用は、2019~2021年度の各年度にて全車種で増加した。その細目を分析したところ、多くの項目で整備件数および費用(工賃+部品)が増加していたものの、新型コロナウィルス感染症が流行し始めた2020年度に、消耗品の代表格であるエンジンオイルおよびオイルフィルタの点検・整備費用が「軽自動車」を除いて減少していることが判明。2021年度に入ってからは減少に歯止めがかかり、点検・整備費用は増加に転じている。


《纐纈敏也@DAYS》

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