EVになるポルシェ『ボクスター』次期型、その姿がついに見えてきた…? 初スクープ

ポルシェ 718ボクスターEV 次期型プロトタイプ(スクープ写真)
ポルシェ 718ボクスターEV 次期型プロトタイプ(スクープ写真)全 15 枚

ポルシェが2024年に発売を目指している、ミッドシップ2ドアスポーツカー『718ボクスター』次世代型のプロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

ポルシェ初のEVオープンカーとなる次期型『718ボクスター』

初代ボクスターは、『996』後継モデルとして1996年に誕生。2016年に登場した現行型では、車名を「718ボクスター」と変更した。2022年3月には、ポルシェのオリバー・ブルーメ会長が、「電気モデルの強化を目指しており、2020年代半ばまでに、ミッドエンジンの718スポーツカーを完全電気式のみで提供したい」と語っている。これが実現すれば、ボクスター次世代型は『タイカン』、『マカンEV』に続くポルシェ3番目のEVモデルになるとともに、同ブランド初の2シーターEVになる。

望遠で捉えたプロトタイプは、ほとんどの部分がダミーコンポーネントで武装されており、まだディティールは隠されている。だが1つ言えることは、次世代型でもミッドシップのプロポーションを維持するということだ。スタイリングには2021年発表のコンセプトカー『ミッションR』が大きく反映される。

フロントエンドでは、ダイナミックなエアインテークに水平バーを配置。その奥にあるフラップらしきものは、向かって左側は閉じられているが、右側は開いているようにも見える。アクティブに可変するタイプのようだ。後輪前に配置されるお馴染みのサイドエアインテークも閉じられている。それでもまだこのプロトタイプがEVであることを疑うなら、後部を見るといい。中央の排気口は明らかにダミーで、他に識別可能なパイプは見当たらない。

コードネーム「983」と呼ばれる次世代型では、アウディと共同で開発されている「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック」(PPE)アーキテクチャを採用する可能性が高く、ボクスター/ケイマンシリーズとして初めて、デュアルモーターによる全輪駆動がホットモデルに用意される予定だ。

市販型のパワートレインは不明だが、ミッションRコンセプトではフロントとリアのモーターが連携して1073馬力(800kW)以上を発揮するとしており、同レベルのスペックも期待していいだろう。

718ボクスター/ケイマン次期型のワールドプレミアは、最速で2023年後半、遅れれば2024年内と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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