日産 内田社長、ルノーとの協議「最も重要なことはアライアンスを次のステージへと進化させること」

日産自動車
日産自動車全 5 枚

日産自動車の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は11月9日、2022年度第2四半期の決算会見で、ルノーとの協議について触れ、「最も重要なことはアライアンスを次のステージに進化させることだ」と強調した。

◆もう少し時間を

日産は現在、ルノー保有の日産株比率を43%から15%にすることと、ルノーのEV新会社「アンペア」への出資を巡って協議を進めている。しかし、整理が必要な課題が多く、「もう少し時間を頂戴したい」(内田社長)ということで、11月中旬の決着が困難な状況になっているようだ。

「私たちのアライアンスは、これまで長い時間をかけて、実績と信頼関係を築いてきた。この土台のもと、私たちは、どのようなアライアンスの姿が各社により大きなベネフィットをもたらすことができるのかということについて、現在、オープンで建設的な議論を重ねている」と内田社長は説明する。

ルノーは8日に「キャピタル・マーケット・デイ」を開催し、米グーグルと提携し、EV新会社には米半導体大手のクアルコムが出資すると発表した。フランス政府の出方もあり、この提携と出資によって、アライアンスはますます複雑になってきた。


《山田清志》

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る