ブリヂストンは11月10日、2022年1~9月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。各部門タイヤ販売好調に加え、売値・ミックスの改善で増収増益となった。
第3四半期累計の乗用車・小型トラック用タイヤ販売は、前年同期比4%増(2019年同期比12%減)となった。市販用は第3四半期に入りやや需要の減速感は出るも、相対的に需要の強いプレミアムタイヤにおける販売シェアが引き続き伸長。 新車用は自動車各社の車両生産状況が改善し、大幅な増加に転じた。
トラック・バス用タイヤは同3%増(同2%減)となった。市販用は第3四半期に入り欧州需要に陰りが見られるが、北米需要は依然強い。日本は値上げ前駆け込み影響で前年比大幅販売増となった。新車用は第2四半期以降、半導体影響からの需要回復の動きが継続。特に欧州での販売が好調に推移した。
鉱山用タイヤは、ロシア向け輸出停止による販売減を他市場でカバー。第3四半期累計でグローバルでの販売シェアは伸長した。建設用は市販用/新車用とも堅調に推移。新車用はサプライチェーン混乱による建機減産影響を一部受けていたが、第3四半期は改善傾向となった。