BMW『5シリーズ』次期型はV8なし!? “Mスポ”エンジン車をスクープ

BMW 5シリーズ 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)
BMW 5シリーズ 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)全 17 枚

BMWは現在、主力モデル『5シリーズ』次期型をはじめ、フルエレクトリック『i5』、パフォーマンス『M5』などの全ラインアップを開発中だが、スクープサイト「Spyder7」は今回、それらのベースとなる5シリーズの最新プロトタイプを捉えた。

BMW『5シリーズ』次期型、ガソリン車のプロトタイプ

ドイツ市街地で捉えたプロトタイプは、これまでより若干カモフラージュが削ぎ落とされている。コードネーム「G60」と呼ばれる開発車両は、ナンバープレートの末尾に「E」の文字がなく「Electrified Vehicle」(電気車両)のステッカーがないことからもICE(内燃機関)モデルであることがわかる。

BMW 5シリーズ 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)BMW 5シリーズ 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)

フロントマスクは吊り上がったヘッドライトが特徴的だ。その内部には新設計されたLEDデイタイムランニングライトも見てとれる。キドニーグリルは『4シリーズ』や『7シリーズ』とは異なり控えめなサイズ。フロントバンパーは張り出しが大きく曲線も多いが、カモフラージュのためのプラスチックの外装によるものと思われる。

また側面では、最終市販型と思われるフラッシュマウントドアハンドルが初めて露出。リアからは立体的で水平基調のLEDテールライトが見てとれる。一方で、BMWセダンのデザインを象徴するひとつ「ホフマイスターキンク」(Cピラーの付け根が切れ上がった造形)は重ねられたカモフラージュで隠されている。

BMW 5シリーズ 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)BMW 5シリーズ 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)

足回りはツートーン仕上げの19インチホイールに赤いブレーキキャリパーを装着。リアエンドにはトランクリッドスポイラーが装着されていることから「Mスポーツパッケージ」であるかのかのうせいが高い。フロントフェンダーの小さな膨らみには「M」バッジが隠されているはずだ。

内部では、「iDrive 8」に対応した2つのサイドバイサイドスクリーンを備える。インフォテインメント用の大型ディスプレイには空調制御が統合され、ノブやボタンのないシンプルなセンターコンソールとなるだろう。

予想されるパワートレインは、最高出力255psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドをはじめ、最高出力380ps、最大トルク519Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッド、最高出力300psを発揮するプラグインハイブリッドなどがラインアップされる。最新情報では、ラインアップから「M550i」が排除され、V8エンジンなしでデビューするという。

5シリーズ次期型のワールドプレミアは、2023年前半と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  3. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
  4. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  5. スズキ『キャリイ』『スーパーキャリイ』、フロントと内装デザイン一新…改良新型の先行情報を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る