ベンチマークはトゥアレグR? VW『ティグアン』次期型、クーペボディも世界展開か

VW ティグアン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)
VW ティグアン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)全 13 枚

VWの人気SUV『ティグアン』が、2023年にもフルモデルチェンジを迎える。開発中の次期型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」が捉えた。

ティグアンは『トゥアレグ』の弟分にあたるコンパクトSUVで、2007年に登場。2011年に初のフェイスリフトを受けた。第2世代となる現行型は、「MQB」プラットフォームを採用し2015年に登場。2020年にプラグインハイブリッド(PHEV)「eハイブリッド」の追加を伴う大幅改良がなされている。

VW ティグアン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)VW ティグアン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

捉えたプロトタイプは、9月に目撃されたテスト車両から大きな進化は見られない。しかし、今回はトゥアレグRを従えていることに注目だ。通常プロトタイプに伴う車は、そのベンチマークとするモデルが一般的だが、兄貴分の、しかも「Rモデル」とパフォーマンスとクオリティに並ぶとは考えにくい。単にサポート車両として伴走しているだけかもしれないが、電動パワートレインの開発などを同時に進めている可能性もある。

電動化が進む自動車業界だが、ティグアン次期型では、さまざまな形式の内燃機関(ICE)が引き続き提供される。いずれはティグアンもEVのみのラインアップになると考えられるが、少なくともあと1世代はICEが存続する。

ティグアン次期型は、電動ブランドのIDファミリーからデザインのインスピレーションを得ることがわかっている。フロントバンパー下部には、全幅に広がる大開口インテークを装備。コーナーには現行型に似せたインテークのステッカーがみえるが、より直立に、より四角い形状になると予想される。全体的にみると『ID.4』とトゥアレグをミックスしたイメージで、ラインLEDヘッドライトとテールライトなど、デザインの特徴を受け継ぐことになる。

VW ティグアン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)VW ティグアン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

キャビン内では、中央タッチスクリーンがダッシュボードとは独立した、まったく新しいレイアウトが見てとれる。空調やナビ/ラジオの操作など、ほとんどの機能がディスプレイ上に集約されるはずだ。一方、ダッシュボードの残りの部分はカバーされているため、詳細を推測することは不可能だが、デジタル化、高級化路線は確実と言えるだろう。

プラットフォームにはEV向けの「MEB」ではなく、「MQB Evo」の進化系を採用。ボディの拡大が予想されており、ロングホイールベースの「オールスペース」と統合される可能性がある。

ティグアン次期型のワールドプレミアは、2023年内と予想されており、中国専売の『ティグアンクーペ』の他国導入も噂されている。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  2. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
  5. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る