子供たちがクラシックカーに出会う…クラシックジャパンラリー2022MOJI ゴール

山鹿市立平小城小学校に到着した卒業生
山鹿市立平小城小学校に到着した卒業生全 17 枚

11月24日から27日にかけて、一般社団法人クラシックジャパンラリーが主催する、クラシックジャパンラリー2022MOJIが門司港駅にゴールした。

【画像全17枚】

九州北部を中心に4日間、約1000kmのクラシックカーラリーが閉幕した。門司港駅をスタートし、別府や雲仙、有田、伊万里などを巡り、再び門司港駅にゴールするルートだった。

4日間とも見事に快晴に恵まれ、また、比較的気温も穏やかだったこともあり、オープンモデルの参加者は見事に日焼けするほど。そしていずれの参加者も異口同音に「本当に楽しかった。九州は綺麗なところがたくさんある」とコメント。コース途中で写真を撮影していても、満面の笑顔で走り抜けていくので、ドライバーもナビゲーターも心の底から楽しんでいることが伝わってきた。

熊本県のミルクロードをいくベントレー スタンダード3リッター熊本県のミルクロードをいくベントレー スタンダード3リッター

このナビゲーターが楽しむということがこのイベントの特色のひとつ。通常のクラシックカーラリーでは、ルートマップを見ながらミスコースなく目的地に向かうのでナビゲーターは手いっぱいとなり、景色を楽しむ余裕はない。しかし、クラシックジャパンラリーは、ドライバーもナビゲーターも一緒に楽しめるよう、時間的な余裕を持たせながら、かつ、ただ走るのではなく、その地域を知ってもらうべく、観光地や名所などを立ち寄るようにしている。

ある参加者は、「ずっと子供と一緒にクラシックカーラリーに出場していたが、大きくなって社会人になるとなかなか時間が合わず、結局一人で出ていた。しかし、今回は妻と出場。妻はこのイベントを通じて新しい友人ができたり、気持ちのいいルートを走ることができたので、貯金をして来年も出場しようと楽しそうだった」と語る。さらに、「このイベントに出ている人たちは様々な職業で、かつ、年齢もバラバラ。でも、クルマ好きという共通点があるので、とても楽しく過ごすことができた。これも魅力のひとつだ」といい、単に走るだけでなく、そこで新しい交流ができたりと、交友関係がどんどん広がっていく楽しさを教えてくれた。

続々と到着するブガッティ。ここは佐賀県伊万里市にある大川内山続々と到着するブガッティ。ここは佐賀県伊万里市にある大川内山

もうひとつ、このイベントで非常に大切にしていることがある。それは、子供たちだ。毎回ルート上にある小学校を訪問し、子供たちにクラシックカーを見せ、触らせることで、少しでもクルマに、特にクラシックカーに興味を持ってもらい、大人になったらこういうクルマに乗りたいと一人でも思ってもらいたいという願いからの活動だ。

今回も通過ポイントを含めて3校を訪問。初日は昨年も訪問した杵築市立山香小学校(大分県杵築市)で、小学5年生の生徒からの“全開”の応援に応え、2日目は全校生徒700人の山鹿市立山鹿小学校(熊本県山鹿市)と、今年で廃校が決まっている創立150周年の山鹿市立平小城小学校(熊本県山鹿市)を訪問。平小城小学校は全校生徒24人の規模。しかし、クラシックカーが訪れるとあって、横断幕を作るなど全校生徒全員で楽しみにしていた。そして、実際にクラシックカーが到着すると、満面の笑みで応援用の小さな旗を全力で振り続けているのが印象的だった。きっと、彼ら、彼女らの学校の思い出の中に、このクラシックカーのことも刻み込まれたことだろう。もうひとつ、この学校訪問にはエピソードがある。それは、参加者の一人がこの学校の卒業生だったのだ。そういった大人たちが真剣に遊ぶ姿を見て、格好良い、憧れのような想いに繋がればと思い至った。

山鹿市立平小城小学校はスタンプポイントなので、シートにスタンプを押してもらう山鹿市立平小城小学校はスタンプポイントなので、シートにスタンプを押してもらう山鹿市立平小城小学校はスタンプポイントなので、生徒がシートにスタンプを押してくれる山鹿市立平小城小学校はスタンプポイントなので、生徒がシートにスタンプを押してくれる山鹿市立平小城小学校の生徒たちと、クラシックジャパンラリー参加者たち山鹿市立平小城小学校の生徒たちと、クラシックジャパンラリー参加者たち


《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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