“はやぶさ”の技術でお出かけ時の充電不安を解消! 河村電器産業のスマートEVチャージシステム「wayEV」に注目

EVオーナーが抱える不安材料を丸ごと解決

小惑星探査機「はやぶさ」の技術を活用したかしこい充電システム

色々な場所に設置しやすく、充電スポット不足を解消

来春以降wayEVを体験できるエリアが順次拡大

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河村電器産業のスマートEVチャージシステム「wayEV(ウェイブ)」による充電の様子
河村電器産業のスマートEVチャージシステム「wayEV(ウェイブ)」による充電の様子全 5 枚

海外で電気自動車(EV)の普及が進む一方、日本国内では新車販売の1%にも至らない状況だった。ところが、初の軽EVとして日産自動車の『サクラ』と三菱自動車の『eKクロス』が発売されるとその状況は一転した。

EVの普及が加速する一方で、EVオーナーにとっては「充電できる場所が少ない」「充電の待ち時間が長い」といった充電への不安が懸念材料となっている。EV普及の勢いを減退させないためにも、充電の心配を解消することが喫緊の課題だが、こうした不安を払拭してくれるのが、河村電器産業のEV充電システム「wayEV(ウェイブ)」だ。

◆EVオーナーが抱える不安材料を丸ごと解決

スマートEVチャージシステム「wayEV(ウェイブ)」(左:シングルモデル、右:トリプルモデル)スマートEVチャージシステム「wayEV(ウェイブ)」(左:シングルモデル、右:トリプルモデル)

国内ではEV充電の不安解消策として急速充電の整備が話題となりやすいが、実はEVにとって最も重要なのは普通充電の充実だ。移動中の立ち寄り先などにおける経路充電では、次の目的地までに必要な分の充電さえあれば問題がないため、急速充電よりも普通充電が適切な場合があり、また充電システムの設置費用も抑えられる。

さらに重要なのが、目的地充電。勤務先や旅先の宿泊施設などでは、駐車時間が長くなるので、ここで時間をかけて充電すれば、帰宅したり、次の旅先へ移動したりするための充電が整う。こうして、基本的な充電ができてはじめて、急ぎの補充電となる急速充電の意味が高まるのである。

また、従来型の充電システムの課題として、複数ポートの充電器では充電器の充電総容量を超えると後から接続したクルマは充電が開始されないケースがあり、充電に時間がかかってしまうことから、ユーザーにとっては時間的、心理的負担が生じていた。

河村電器産業のwayEVを活用することで、これらの課題を解決し、行楽などで遠出した場合にも、常に家まで走行できるまでの充電を維持することができるようになる。このため、EVでも安心してどこへでも行けるようになるというわけだ。

◆小惑星探査機「はやぶさ」の技術を活用したかしこい充電システム

JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」の技術を活用JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」の技術を活用

マンションなど集合住宅や集客を見込むショッピングモールなど、多くの人が集まる場所では複数のEVに普通充電を行う際の課題がいくつかある。それは、機器の設置場所の確保と設置費用、充電の電気代を抑えること、そして、利用者が満足できる充電方法であることである。wayEVには、これらの課題を一挙に解決するための工夫があり、そこにはJAXAの小惑星探査機「はやぶさ」の技術も活かされている。

はやぶさは、太陽光発電での限られた電力で宇宙を移動し、探査活動を行う。当然、使える電力は限られ、それを有効に利用しなければならない。EVへの充電も、限られた契約電力量の中で有効的に配分することで、設置機器の費用を抑え、電気料金も高くならず、充電も満足できる設備や制御が求められる。

同社はこの共通の課題からヒントを得て、はやぶさの技術を活用した独自の配電制御技術を開発した。“電力をみんなとシェアすることで、みんなが一定距離走れる分を充電できる”という考え方をもとにしているため、充電待ちをなくし、全てのEVオーナーにとって優しい充電環境を提供することができるのだ。

◆色々な場所に設置しやすく、充電スポット不足を解消

EVオーナーはもちろん、設置する側もみんながうれしいメリットがたくさんEVオーナーはもちろん、設置する側もみんながうれしいメリットがたくさん

wayEVの導入に際しては、デマンド制御により、30分間毎の電力使用量が契約した値を超えないように充電量を自動制御することができる。加えて、電力消費が多くなりがちな時間帯での充電量を抑え、夜間の充電量を増やすといった設定が可能だ。この設定は、1時間ごとに3つのパターンでできることから、設置する側にとってもメリットは大きい。

設備側の選択肢のほか、充電する複数EVの充電状況も2つの選択肢を設けている。「先行優先モード」は、充電器に接続した順番に充電割り当てを行う仕組み。一方で、「均等割り振りモード」は、充電機への接続順番に関わらず、各EVへ均等に電力供給して充電する仕組みだ。たとえば、立ち寄り先や勤務先などでは必ずしも満充電にしなくても、次の目的地や自宅へ到着できる電力量が充電されていればよいので、そのための設定値を定めることで、複数のEVへ適切な充電を行うことができる。

このほか、wayEVは制御の一体化によって狭い土地でも柔軟に適応できる。平面や屋上駐車場に向いている「トリプルモデル」とマンションの地下駐車場などに向いている「シングルモデル」をラインアップし、あらゆるところに設置が可能なため、充電スポットの増加にもつながる。

◆来春以降wayEVを体験できるエリアが順次拡大

wayEVの設置エリアは順次拡大中wayEVの設置エリアは順次拡大中

EVがエンジン車と異なるのは、行き先や次の目的地まで到達できる充電量さえあれば、到着後に再び充電し、さらに先の目的地へ移動するという自由な利用の仕方ができるということ。自宅を含め、あらゆる場所に普通充電器があることで、移動しながらの継ぎ足し充電が可能になり、それを繰り返せばどこへでも移動し続けられるのがEVの最大の特徴だ。

このように継ぎ足し充電をしながら移動ができれば、満充電を繰り返すより、車載のリチウムイオンバッテリーの寿命もより長く伸ばすことができる。

満充電を意識し、電気を使い切ったら急速充電を繰り返すという考えは、エンジン車の扱い方をなぞるだけで、EVや車載のリチウムイオンバッテリーにとっては必ずしもよいことではない。そのことを理解すれば、快適にEVを永く利用するうえで、集合住宅や月極駐車場、そして立ち寄り先のすべてに、wayEVのような普通充電システムが整備されることが重要なのだ。

wayEVは現在、事業所や自治体を中心に設置が進んでいるが、既に観光地やショッピングセンターなどからも多数の引き合いがあるとのこと。こうした場所への設置が進むことで、今後wayEVがより身近な存在になる。

さらに、来春にはwayEVが補助金対象となることが決定しており、体験できるエリアはさらに拡大する。これを機に、全てのEVオーナーにとって利便性が高く、かしこい充電システムwayEVをぜひ試してみてほしい。

河村電器産業のスマートEVチャージシステム「wayEV」の詳細はこちら

《御堀直嗣》

御堀直嗣

御堀直嗣|フリーランス・ライター 玉川大学工学部卒業。1988~89年FL500参戦。90~91年FJ1600参戦(優勝1回)。94年からフリーランスライターとなる。著書は、『知らなきゃヤバイ!電気自動車は市場をつくれるか』『ハイブリッドカーのしくみがよくわかる本』『電気自動車は日本を救う』『クルマはなぜ走るのか』『電気自動車が加速する!』『クルマ創りの挑戦者たち』『メルセデスの魂』『未来カー・新型プリウス』『高性能タイヤ理論』『図解エコフレンドリーカー』『燃料電池のすべてが面白いほどわかる本』『ホンダトップトークス』『快走・電気自動車レーシング』『タイヤの科学』『ホンダF1エンジン・究極を目指して』『ポルシェへの頂上作戦・高性能タイヤ開発ストーリー』など20冊。

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