電動キックボードに新ルール、時速20キロ以下16歳以上で免許不要【新聞ウオッチ】

電動キックボード(画像はイメージ)
電動キックボード(画像はイメージ)全 2 枚

「電動キックスケーター」と表記している一部のメディアもあるが、いわゆる立ち乗りの二輪車の「電動キックボード」に、新たな交通ルールが盛り込まれるという。その関連の改正道路交通法が、今年の7月1日に施行される見通しで、警察庁が新たなルールを発表。きょうの各紙も社会面などで詳しく取り上げている。

電動キックボード(画像はイメージ)電動キックボード(画像はイメージ)

それによると、最高時速20km/h以下などの条件を満たしたキックボートは「特定小型原動機付自転車」と規定。年齢制限は16歳以上で(16歳未満は運転禁止)、運転免許がなくても運転できるそうだ。また、ヘルメット着用は努力義務になり、車道のほか、自転車道も通行できるという。

さらに、最高時速を6km/h以下に切り替えた状態で走る場合には、歩道で乗ることも認め、その場合、緑色のランプを点滅させて走る必要があるようだ。

電動キックボートは現行法では原付きバイクに分類されているが、利用者らからは「ルールが複雑すぎる」といった声が上がっていた。今回の新ルールでは「特定小型原付き自転車」と新たに分類するなど、原付きバイク扱いから自転車並みに手軽に乗れるようにするのが狙いという。

もっとも、悪質な運転は、反則金の納付対象となり、危険行為を繰り返せば、講習の受講が命じられるほか、対象となる危険行為は「信号無視」や「酒気帯び運転」など自転車とほぼ同じだが、集団暴走といった「共同危険行為」や「携帯電話使用」も加えられた。

飲酒運転を含む違反行為の摘発は2022年11月までの1年余りで1600件を超え、死亡事故も発生。きょうの日経は社会面のトップ記事で「走行ルール周知なお途上」として、「需要背景には交通ルールの理解不足があるとみられ、利便性と安全性の両立に向けた効果的な啓発が求められる」とも伝えている。

2023年1月20日付

●貿易赤字19.9兆円、昨年過去最大輸入4割増、円安や資源高 (読売・1面)

●電動スケーター、7月から免許不要、16歳以上時速20キロ以下 (読売・30面)

●日産・ルノー対等出資へ大詰め、26日トップ会談協議に注目(朝日・9面)

●車体カラーもドライバーとの会話も自在、BMWコンセプトカー (朝日・9面)

●マイクロソフト1万人削減へ、米ITリストラ加速(毎日・1面)

●物流「2024年問題」運転不足、30年荷物35%運べず(毎日・7面)

●サポートカー限定免許高齢者の事故減少へ (毎日・18面)

ダイハツ34万台リコール (産経・28面)

●オフピーク定期混雑解消なるか、JR東割安券3月18日スタート (東京・1面)

●EV開発の専門家、車部品250社に派遣、経産省、業態転換促す (日経・5面)

《福田俊之》

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