マイクロモビリティや軽向けの小型eアクスルとEV向けドライブトレーン…オートモーティブワールド2023

エクセディの小型車用eアクスル(オートモーティブワールド2023)
エクセディの小型車用eアクスル(オートモーティブワールド2023)全 11 枚

さまざまなレベルで電動化ソリューションの展示が目に付くオートモーティブワールド2023だが、エクセディのブースで小型のeアクスル(eAxle)とEV向けドライブトレインの展示を発見した。

小型のeアクスルは、レアアースレスかつアキシャルギャップモーターを採用したことが特徴となっている。開発中の参考出品だが、マイクロモビリティや軽自動車までのパワートレインの用途を考えているという。アキシャルギャップモーターは、回転子が平たいディスク状になっており、磁石とコイルがそれを挟み込むように配置される。カットモデルをみると、エクセディのクラッチディスクのような形状だ。

回転子は軸の円周上に広がるが、アクスル自体の幅を狭くすることができる。また一般的にアキシャルギャップモーターは体積比で通常モーターよりトルクが大きくとれ、振動や静粛性も高くなる。トルク特性や静粛性は、防音装備が載せにくい(重量、コスト)小型車、マイクロモビリティには有利だ。日産はコンセプトカーのインホイールモーターに採用したことがある。

もうひとつは、EV用ワイドレンジドライブシステム。見た目はeアクスルのようだがインバーターは搭載されていない。


《中尾真二》

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る