【BMW XM】M社設立50周年記念車、M1以来の独自モデル

BMW XM
BMW XM全 20 枚

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、BMWのスポーツモデルを手掛けるM社専用モデルでSUVのBMW『XM』の販売を開始した。

【画像全20枚】

4月4日まで東京原宿で開催しているポップアップショールーム、「FREUDE by BMW - CONNECTED THROUGH TIME(フロイデ・バイ・ビーエムダブリュー - コネクテッド・スルー・タイム)」に展示されている。

BMW XMBMW XM

◆コードG09

BMWは全てのモデルにアルファベットと数字の3文字の開発コードがつけられている。例えば現行『3シリーズ』は“G20”、『5シリーズ』は“G30”といった具合だ。このXMは“G09”とつけられた。

ビー・エム・ダブリューBMWブランドマネージメントディビジョンシニアマネージャープロダクト・マネジメントのフスカール秀樹氏によると、「9という数字は1桁の数字で最大のものであり、究極を極める、もしくは最高のものという意味を持っている」とし、まさにXMに相応しいコードだと話す。

BMW XMBMW XM

そしてXMは、「M社初の専用車である1978年にデビューした『M1』と、ニューラクジュアリーSUVというDNAを合わせ持っている。つまり、BMW史上最もスポーティであり、最高品質のラクジュアリーという2つのブックエンドの価値をフュージョンした究極の存在感を放つモデルだ」と紹介する。このXMはM1以来初のM専用車であり、初のM専用SUVモデルでもあるのだ。

BMW M1BMW M1

◆M1もモチーフに

エクステリアデザインは、「BMW MとBMW Xモデルの要素、そしてBMWが定義するニューラクジュアリーの3つを融合させたキャラクターを持つクルマだ」とフスカール氏。さらにスプリットヘッドライトデザインやボンネットにある2つのパワードーム、『M3』や『M4』と同様の水平方向のダブルバーデザイン採用のキドニークリル、そのグリルを囲むようなイルミネーションによって、「圧倒的な存在感を主張している」という。

BMW XMBMW XM

サイドシルエットは、ロングホイールベースを印象付けるが、実際の全長は『X7』より70mm以上短く、ホイールベースは同じ3105mmだ。また、「ゴールドのサイドアクセントバンドがウインドウ全体を大きく囲むことによって、力強いダイナミックな印象を与えている」と話す。

そしてリアデザインは「“パワフル”の一言に尽きる」とフスカール氏。全幅いっぱいに伸びるスリムなL字型テールランプ、リアバンバー下の縦に配置されたヘキサゴナルデザインのMデュアルエキゾーストテールパイプがその印象をより強調しているのだ。

BMW XMBMW XMBMW XMBMW XM

前述のゴールドのアクセントバンドはM1のブラックストリップを彷彿とさせ、リアウィンドウ上端左右に刻まれたBMWのロゴも同様で、ヘリテージも盛り込まれているデザインなのである。また、キドニーグリルのゴールドはM社創立50周年を意味している。

BMW M1BMW M1

インテリアは、前席と後席とで世界観を変えたデザインが取り入れられた。前席は、「ドライバーに焦点を当てた高性能かつラクシャリーなインテリア。最高級のメリノレザーと、経年使用した風合いを意図的に施したヴィンテージスタイルレザーを採用。まさにラグジュアリーとMを繋ぐ架け橋となっている」という。そして後席は、Mラウンジというコンセプトだ。「ラウンジソファのような座り心地のリアベンチシートと立体感のあるプリズムルーフとイルミネーションにより、パーソナルスペースを強調した特別な空間が演出されている」と説明した。

BMW XMBMW XMBMW XMBMW XM

◆M社初のプラグインハイブリッド

搭載されるパワートレインは4.4リットルV型8気筒ガソリンエンジンに、第5世代となるBMW eDriveテクノロジーを採用した、電池容量29.5kWh持つ197psを発揮するモーターを搭載するプラグインハイブリッドモデルで、このプラグインハイブリッドもBMW M史上初である。

BMW XMBMW XM

システムトータル最高出力は653ps、最大トルクは800Nmで、0-100km/hのタイムは4.3秒を記録。プラグインハイブリッドなので電気のみの走行も可能で約90kmと公表された。

足周りでは、電子制御ダンパーとアクティブ・ロール・スタビライザーを備えたアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルの採用により、長距離走行において優れた快適性を実現するComfort(コンフォート)モード、スポーツ走行に適合するボディ剛性を高めるSport(スポーツ)、さらに、ダイナミックな走行を可能にする、Sport Plus(スポーツ・プラス)モード、3種類のモードをMセットアップ・メニューから選択可能とされた。

さらに、アクティブ・ロール・コンフォートを備えた直進走行時の快適性向上に寄与するアクティブ・ロール・スタビライザー、回頭性と俊敏なレーン・チェンジを可能とするMモデル初となるインテグラル・アクティブ・ステアリング、Mスポーツ・ブレーキ、優れたトラクション性能を実現するMモデル専用4輪駆動システムM xDrive等の採用により、あらゆる状況において、Mモデルに相応しい走りが実現されているという。

日本仕様では、ボディカラーや内装の選択を問わず、ワンプライスの2130万円で販売される。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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