タクシー配車アプリを展開する電脳交通は、複数の新規投資家と既存投資家を引受先とした総額約12億円の資金調達に成功した。調達した資金はタクシーのデジタルトランスフォーメーション(DX)化の加速やデマンド交通などに活用する。
今回の資金調達によって累計資金調達額は約27億円となる。JPインベストメントやENEOSイノベーションパートナーズ、四国旅客鉄道、沖東交通グループ、三和交通が新たに投資した。将来的な株式公開を見据えて組織体制を強化し、事業成長に向けた取り組みを本格化するため、JPインベストメントと三菱商事から社外取締役をそれぞれ招く。
電脳交通は、クラウド型タクシー配車システム「DS」の開発・提供、配車業務の委託サービス「Taxi CC」など、業界の人材不足解消や業務負担軽減につながるサービスを提供してきた。