トヨタ シエンタ/クラウン 新型、ハイビームが点灯しなくなるおそれ…5万6000台をリコール

トヨタ・シエンタ新型
トヨタ・シエンタ新型全 7 枚

トヨタ自動車は4月6日、『シエンタ』と『クラウン』のアダプティブハイビームシステムなどに不具合があるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2022年6月15日~2023年1月10日に製造された5万6405台。不具合が確認されたのは、アダプティブハイビームシステム、後部左用座席ベルトのバックル、ディスクホイールの3か所。

アダプティブハイビームシステムについては、制御プログラムが不適切なため、ハイビームが自動消灯の直後に再点灯する場合、配光制御ができなくなることがある。そのため、警告メッセージが表示し、ハイビームが点灯しなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、前照灯用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。不具合は81件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

後部左用座席ベルトのバックルについては、保持構造が不適切なため、座席内部に落ち込んで座席リクライニングができなくなることがある。その状態でリクライニング操作を行うと、バックルが損傷して座席ベルトが正しくロックできず、最悪の場合、走行中にベルトが外れるおそれがある。

改善措置として、全車両、バックル取付部の保持用バンドを対策品に、バックルを新品に交換する。不具合は5件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

ディスクホイールについては、プレス設備の管理が不適切なため、ディスクが形状不良となり、リムとの溶接強度が不足しているものがある。そのため、溶接部に亀裂が生じ、最悪の場合、ディスクホイールが破損するおそれがある。

改善措置として、全車両、ディスクホイールの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換する。不具合および事故は起きていない。仕入先からの情報によりリコールを届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る