【スバル インプレッサ 新型試乗】“スマートスポーティビークル”コンセプトの真価とは…島崎七生人

スバル インプレッサ 新型(プロトタイプ)
スバル インプレッサ 新型(プロトタイプ)全 24 枚

ご承知のとおり『インプレッサ』から派生したのがSUVの『クロストレック』。インプレッサはSUBARU自身、同社の乗用車のスタンダードかつ屋台骨と位置づけ、1992年の初代の登場以来、昨年で30周年を迎えたところだ。

【画像全24枚】

今回の新型インプレッサは6代目にあたり、日本市場に先駆け2022年11月の北米・ロサンゼルスオートショーでワールドプレミアを果たした。5ドアハッチバックの1タイプとし、車名から“Sport”の呼称が外され、シンプルに“インプレッサ”となったのは、5ドアハッチバックでは3代目以来のこと。車両コンセプトは“スマートスポーティビークル”だ。

◆カタマリで魅せるスタイリングの進化

スバル インプレッサ 新型(プロトタイプ)スバル インプレッサ 新型(プロトタイプ)

スタイリングは従来型のイメージも継承しつつも、ジックリを観察すると6角形グリルは横幅を広げ、ヘッドランプもよりキレ長になるなどし、洗練された佇まいに進化した……そんな感じだ。フェンダーの張り出しやボディサイドのキャラクターライン、ボンネット左右の盛り上がりなどもアクセントになっている。今までよりもカタマリで魅せる……そんなスタイルへの進化を感じる。

インテリアはクロストレック同様に、全体のクオリティが上がり、快適に過ごせるようになっている。インパネは各部にソフトパッドを用い触感をよくしているほか、加飾パネルを効果的に使うなどして上質感を出している。11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイの採用も現代的。室内スペースは従来とほぼ同等で、サイドウインドゥ形状の違いはあるものの、後席のスペース自体もしっかりと確保されている。

スバル インプレッサ 新型(プロトタイプ)スバル インプレッサ 新型(プロトタイプ)

装備/機能面も充実するが、内容としてはアイサイトの進化(広角単眼カメラの追加、車線認識性能、制御性能の向上、ドライバー異常時対応システムほか多数)、STARLINKの進化(リモートサービスの新設定ほか)などが見逃せない。脇見、居眠りの注意喚起を促すドライバーモニタリングシステム標準装備(一部グレードはオプション)される。

◆サーキットで従来モデルと比較試乗

正式発表前のタイミングだったため、試乗はサーキットにて実施。グレードは「ST-H」のAWDおよびFWDで、2リットルDOHC直噴+モーターのいわゆるe-BOXERだ。インプレッサは先代が登場した際にも洗練度と質感をグッと上げた走りが印象的だったが(比較用の従来型で再確認できた)、今回は同じ方向性でさらに歩を進めた……という印象。

スバル インプレッサ 新型(プロトタイプ)スバル インプレッサ 新型(プロトタイプ)

直進もコーナーも常に安定感が高く、安心してアクセルを踏めるし、動力性能が機敏に発揮されるところもいい。ボディ側の各種対策が音・振動を抑え込んでいるのも上質な走りに一役も二役も買っている。

それとFWDモデルの爽快で意のままの身のこなしも出色の出来栄えと言えるほどで、新しいシート構造のドライバー席が、クルマとの一体感を味わわせてくれるのにおおいに貢献している。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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