メルセデスマイバッハもEVに、『EQS SUV』は至高のラグジュアリー…上海モーターショー2023

ツインモーターは最大出力658hp

フロントバンパー両サイドにもマイバッハのロゴマーク

「MBUXハイパースクリーン」を標準装備

冷蔵庫や銀メッキのシャンパンゴブレットを装備可能

メルセデスマイバッハ EQS SUV(上海モーターショー2023)
メルセデスマイバッハ EQS SUV(上海モーターショー2023)全 10 枚

メルセデスマイバッハは4月18日、ブランド初のEVのメルセデスマイバッハ『EQS SUV』(Mercedes-Maybach EQS SUV)を上海モーターショー2023で初公開した。

◆ツインモーターは最大出力658hp

同車は、メルセデスベンツEQS SUVのメルセデスマイバッハ版となる。メルセデスマイバッハEQS SUVは、メルセデスベンツEQS SUVをベースに、内外装のラグジュアリーさを極めた電動SUVだ。専用のフロントマスクや、後席乗員用の至れり尽くせりの快適装備が特長になる。

メルセデスマイバッハEQS SUVは、「EQS 680 SUV」グレードを名乗る。ベース車両のメルセデスベンツEQS SUVの「EQS 580 4MATIC」グレードと比較すると、前後のモーターは最大出力544hpから658hpへ、最大トルクは87.5kgmから96.9kgmへ、それぞれ114hp、9.4kgm強化された。

EQS 680 SUVの動力性能は0~100km/h加速が4.4秒と、EQS 580 4MATICの4.6秒に対して、0.2秒短縮。最高速は210km/h(リミッター作動)となる。エネルギー密度を高めた新世代のバッテリーを搭載。1回の充電での航続は、最大600km(WLTPサイクル)に到達する。

◆フロントバンパー両サイドにもマイバッハのロゴマーク

メルセデスマイバッハ EQS SUVメルセデスマイバッハ EQS SUV

フロントは専用デザインで、ブラックパネルに、クロームメッキを施した縦長のトリムストリップを配した。大型のブラックパネルには、レーダーセンサーが組み込まれる。フロントバンパー両サイドのエアインテークには、マイバッハのロゴマークが配された。MAYBACHの文字は、クロームメッキの装飾ストリップに組み込まれており、DIGITAL LIGHT」ヘッドライトの連続したライトストリップと一体設計された。このDIGITAL LIGHTは、特別なライトショーでドライバーを迎える。さらに、4つのドアを開くと、足元にはマイバッハパターンのアニメーションが映し出される。

リアは、テールライトが専用デザインで、2つの部分で構成された螺旋状の連続したライトストリップを採用する。このテールライトは、全幅に渡ってアニメーション化された。また、テールゲート、リアバンパー、スポイラーリップには、クロームトリムエレメントが施され、MAYBACHのレタリングが添えられる。

専用のツートーンペイントが選択できる。この塗装は、手作業で行われ、ハイテクシルバー/オビディアンブラック、ハイテクシルバー/ノーティカルブルー、オブシディアンブラック/セレナイトグレー、オブシディアンブラック/カラハリゴールド、ベルベットブラウン/オニクスブラックの5種類から選べる。

◆「MBUXハイパースクリーン」を標準装備

メルセデスマイバッハ EQS SUVメルセデスマイバッハ EQS SUV

インテリアには、「MBUXハイパースクリーン」を標準装備した。3つのディスプレイすべてに、「ゼロレイヤー」とメルセデスマイバッハ専用のスタートアップアニメーションを採用する。MAYBACHモードでは、インストルメントクラスターに専用のアニメーションが表示される。

後席の乗員用に、前席の背もたれに2つの11.6インチディスプレイ配置した。標準装備の「MBUX High-End Rear Seat Entertainment」では、さまざまなディスプレイでコンテンツを迅速かつ簡単に共有できる。また、後席からナビゲーションの目的地を選んだり、変更したりすることも可能だ。

車外でも使用できるMBUXリアタブレットや、MBUXインテリアアシストも標準装備した。カメラを通じて、身体や手の動きから乗員の要求を認識し、対応する機能(例えば読書灯の点灯など)を実行することができる。

◆冷蔵庫や銀メッキのシャンパンゴブレットを装備可能

メルセデスマイバッハ EQS SUVメルセデスマイバッハ EQS SUV

暖色系のエスプレッソブラウン/バラストブラウンパールの専用ナッパレザーを標準装備した。後席のエグゼクティブシートには、ベンチレーション、マッサージ機能、ネック&ショルダーヒーターが付く。また、ふくらはぎのマッサージ機能やショーファー・パッケージも用意されている。右後席の乗員がリクライニングポジションを選択すると同時に、助手席が自動的に前方に移動し、ショーファーポジションになる。

「ファーストクラス・リア」を装備すると、フロントセンターコンソールが後席まで続く。リアの収納部には、ウッドトリムがあしらわれた。センターコンソールにはマイバッハのエンブレムをフロアに投影するプロジェクターが装備される。

2つのサーマルカップホルダーと、MBUXリアタブレット用シェルフを標準装備した。センターコンソールに2つの折りたたみ式テーブル、冷蔵庫、銀メッキのシャンパンゴブレットを装備することも可能、としている。

《森脇稔》

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