メルセデスベンツの商用車『シタン』新型、LWBを設定…今夏欧州発売へ

メルセデスベンツの小型車ファミリーと同じ表情

「ハイ、メルセデス」と呼びかけて起動する音声アシスト

最大荷室長は2170mmで最大積載量は855kg

メルセデスベンツ・シタン 新型
メルセデスベンツ・シタン 新型全 10 枚

メルセデスベンツは、小型商用車の『シタン』(Mercedes-Benz Citan)新型のロングホイールベース(LWB)仕様車を今夏、欧州市場で発売する。ドイツ本国でのベース価格は、2万8390ユーロ(約423万円)。5月9日、メルセデスベンツが発表した。

写真:メルセデスベンツ・シタン 新型

従来型シタンは2012年4月、メルセデスベンツのLCV(軽商用車)として誕生した。メルセデスベンツを擁するダイムラーとルノーの提携効果を生かし、ルノーのLCV『カングー』をベースに開発されたのが、シタンとなる。新型も、ルノー日産三菱アライアンスとの協業によって開発され、ひと目でメルセデスベンツと識別できる車になっているという。

◆メルセデスベンツの小型車ファミリーと同じ表情

デザインは、メルセデスベンツのデザイン哲学の「センシュアルピュリティ(官能的純粋)」を導入し、バランスの取れたプロポーションを追求する。筋肉質のショルダー部分と力強いホイール周りなどにより、車両のパワーとエモーショナルな魅力を強調した。メルセデスベンツによると、小型バンとしては珍しいスタイリング要素になるという。

スリー・ポインテッド・スターを配したフロントは、典型的なメルセデスベンツのデザインだ。シタンは、メルセデスベンツのコンパクトモデルファミリーと同じ表情を持つ。フラットなヘッドランプには、LEDデイタイムランニングライトとLEDウインカーが組み込まれた。フロントグリルには、3本のダブルルーバーが添えられる。ボンネットは2つの輪郭のあるエッジを持つ。サイドにまで回り込んだヘッドランプとホイールまで届くようなバンパー下側の吸気口により、フロントオーバーハングを短く見せている。

新型シタンは、Cピラーにカウンタースイープが設けられた。パネルバンのサイドもこのデザイン特長を採用しているため、メルセデスベンツファミリーらしさを際立たせている。黒いプラスチック仕上げのスライドドアレール、バンパー、ドアハンドルなどは、オプションでボディ同色に変更できる。

メルセデスベンツ・シタン 新型メルセデスベンツ・シタン 新型

◆「ハイ、メルセデス」と呼びかけて起動する音声アシスト

強力なコンピュータチップ、自己学習ソフトウェア、高解像度画面、鮮やかなグラフィックスを備えた「MBUX」(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)が、車両の操作性を新しいレベルに引き上げた、と自負する。

新型シタンでは、さまざまなバージョンのMBUXがオプションで選択できる。7インチのタッチスクリーンやステアリングホイールのタッチコントロールスイッチによって、直感的に操作することが可能。Bluetooth接続とデジタルラジオ(DABとDAB +)を介したハンズフリーシステムも採用される。高速のハードディスクナビゲーションは、「ハイ、メルセデス」と呼びかける音声制御システムで操作できる。

MBUXによって、多くのコネクトサービスにアクセスできる。「メルセデス・ミー」と組み合わせれば、MBUXはさらにインテリジェントで操作が簡単になる。たとえば、「ハイ、メルセデス」は自然言語で作動する。メルセデス・ミーのコネクト機能には、車両の状態を遠隔で知ることが可能なリモートサービスがある。これにより、ユーザーは自宅や会社などから、いつでも自分の車に関する重要な情報を確認できる。ライブ交通情報と「Car-to-X」データを使用したナビゲーションシステムのおかげで、リアルタイムデータを利用して渋滞を回避し、時間を節約できるという。

メルセデスベンツ・シタン 新型メルセデスベンツ・シタン 新型

◆最大荷室長は2170mmで最大積載量は855kg

インテリアは、水平基調のインストルメントパネルを採用した。ロングホイールベースバージョンのホイールベースは、ショートホイールベースの2716mmより長い。パネルバンでは、最大荷室長は2170mmで、最大積載量は855kgとした。

狭い駐車スペースで実用的なスライドドアを採用する。その開口部は最大615mmで、両側に設けられた。荷室開口部の地上高は1059mm。パネルバンの荷台の高さは、590mmに抑えられる。ドアは左右非対称で、左側のドアの幅が広い。オプションとして、パネルバンには、ヒーターとワイパーを備えたリアゲートが選択できる。

欧州市場での発売当初、3種類のエンジンを設定する。ガソリンは排気量1332ccの直列4気筒で、最大出力131hp/5000rpm、最大トルク24.5kgm/1600rpmを引き出す。ディーゼルは、排気量1461ccの直列4気筒で、最大出力は95hp/3750rpm、最大トルクは26.5kgm/1750rpmを発生する。高出力バージョンでは、最大出力が116hpに引き上げられる。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『スカイライン』新型が12月公開へ! 開発期間を半減、“日産復活の象徴”はどうなる?
  2. 【ホンダ スーパーワン】CMFで“刺激”表現、『N-ONE e:』との同時開発だからこそできた差別化とは
  3. ベントレーのSUV『ベンテイガ』、日本13台限定「オルガン ストップ」発売…18Kゴールドプレーテッド装備
  4. 【フェラーリ アマルフィ 新型試乗】瓜のつるに茄子はならぬ…優雅さと獰猛さを併せ持つ走りに触れた
  5. 【BYD ラッコ 新型試乗】1週間、日常使いをしてわかった「2つのメリット」と「3つの課題」…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  2. タイ矢崎電線のアルミ新工場がタイに完成、生産量3倍に増強…送配電網・自動車向けに対応
  3. ボッシュ、大型商用車事業の売上倍増へ…IAA TRANSPORTATION 2026
  4. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  5. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
ランキングをもっと見る