日田彦山線BRTが8月28日開業予定…1日32本運行、添田駅では鉄道との対面乗換えに

添田駅での鉄道とBRTの対面乗換えイメージ。
添田駅での鉄道とBRTの対面乗換えイメージ。全 7 枚

JR九州は5月26日、BRTひこぼしライン(日田彦山線BRT)の運行ダイヤと運賃を発表した。

日田彦山線BRTの路線図。★印は学校・市役所経由便の駅。JR九州が地上設備や車両を保有しJR九州バスが運行することが基本となるが、運行については他のバス事業者に委託する場合もあるという。日田彦山線BRTの路線図。★印は学校・市役所経由便の駅。JR九州が地上設備や車両を保有しJR九州バスが運行することが基本となるが、運行については他のバス事業者に委託する場合もあるという。

それによると、8月28日に開業する予定の日田彦山線BRTは1日あたりの運行本数が32本で、添田駅(福岡県添田町)では、すべての列車とBRTが接続し、対面乗換えとなる。

32本のうち添田~日田間の全線通し便は20本で、区間便として添田~彦山間に8本、筑前岩屋~日田間に4本が設定されるが、このうち、朝夕の通勤通学や日中の通院・買物の利便を図るため、7本が光岡~日田間で学校・市役所経由となる。

鉄道時代よりおよそ1.5倍増となる日田彦山線BRTの運行本数。鉄道時代よりおよそ1.5倍増となる日田彦山線BRTの運行本数。添田駅から彦山・日田方面へのBRT時刻(鉄道時代との比較)。添田駅から彦山・日田方面へのBRT時刻(鉄道時代との比較)。筑前岩屋駅から日田方面へのBRT時刻(鉄道時代との比較)。筑前岩屋駅から日田方面へのBRT時刻(鉄道時代との比較)。日田駅から筑前岩屋・添田方面へのBRT時刻(鉄道時代との比較)。日田駅から筑前岩屋・添田方面へのBRT時刻(鉄道時代との比較)。

所要時間は鉄道時代より長くなり、添田~彦山間が約16分(鉄道約12分)、筑前岩屋~日田間が約59分(鉄道約33分)、添田~日田間が約1時間32分(鉄道約56分)で、学校・市役所経由の場合、さらに3~5分長くなる。

普通運賃は現行の鉄道と同額だが、鉄道とBRTを乗り継ぐ場合は打切り計算となり、双方を合算した額から100円引きとする乗継割引が適用される。

その場合、池尻~大行司間、田川後藤寺~光岡間、うきは~宝珠山間、小倉~彦山間などで鉄道時代より20~50円安くなる。

定期運賃については乗り継ぐ場合でも通しの鉄道運賃が適用される。

定期券を含む鉄道とBRTの乗継ぎ切符の発売区間と普通運賃の乗継割引範囲。定期券を含む鉄道とBRTの乗継ぎ切符の発売区間と普通運賃の乗継割引範囲。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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