5月24日から3日間にわたってパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA」では、約500社がブース出展を行った。今回、このイベントに初めて出展したのがヴィテスコ・テクノロジーズ・ジャパンというパワートレインのサプライヤーだ。
eアクスルやセンサー類を出展
ドイツのメガサプライヤーであるコンチネンタル・オートモーティブから、パワートレイン部門が独立したのがヴィテスコ・テクノロジーズだ。電動化に特化した駆動系部品の開発および販売を行う目的で、2021年9月に設立された。日本法人は、コンチネンタル時代からの横浜に拠点を構えている。
人とくるまのテクノロジー展における展示の目玉は、同社が“次世代のeアクスル”と呼ぶ「EMR4(High Voltage Axle Drive)」だ。永久磁石同期型モーターに、パワーエレクトロニクスと減速機を組み込んでいる。拡張性が高いのが特徴で、乗用車であればAセグメントのコンパクトカーから大型のミニバンやSUVまで幅広く対応できるという。出力は80kWから230 kW、トルクは1700Nmから最大4000 Nmを発生する。
