岡山・備後エリアの227系「Urara」は7月22日から運行…117系は定期運用を終了へ

227系「Urara」のエクステリア。
227系「Urara」のエクステリア。全 4 枚

JR西日本は5月29日、岡山・備後エリア向けの新型車両「Urara(うらら)」を7月22日から運行すると発表した。

「Urara」は和歌山地区や広島地区に導入されている227系近郊型電車の増備車で、その愛称名は岡山・備後エリアの豊かで穏やかな気候・風土をイメージした「豊穏(ほうおん)の彩」をデザインコンセプトとした車両にふさわしい、親しみをもって呼びやすいとして、選ばれた。

「Urara」のロゴ。「Urara」のロゴ。

編成は2両と3両の2パターンがあり、計101両を導入。岡山・備後エリアの車両としては初めて衝撃吸収構造が採用されるほか、先頭車間転落防止ホロ、戸挟み検知装置、運転士異常時列車停止装置(EB-N装置)も導入される。

「Urara」の車内イメージ。「Urara」の車内イメージ。

当初の運行線区は山陽本線・岡山~三原間、宇野線(宇野みなと線)・茶屋町~宇野間、宇野線・本四備讃線(瀬戸大橋線)・岡山~児島間、伯備線・倉敷~総社間で、投入と引換えに117系近郊型電車の定期運用が終了する。

227系「Urara」の投入により定期運用から撤退する下関総合車両所岡山電車支所の国鉄型117系。現在、4両編成4本が在籍しており、2010~2015年に黄色塗色化されている。227系「Urara」の投入により定期運用から撤退する下関総合車両所岡山電車支所の国鉄型117系。現在、4両編成4本が在籍しており、2010~2015年に黄色塗色化されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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