アバルト初のEVを仮想体験、「メタバース・ストア」を開設…まずはイタリアから

VRヘッドセットや専用ハードウェアなどは不要

155hpモーター搭載で0~100km/h加速は7秒

アバルトのガソリンエンジンのサウンドを再現

「アバルト・メタバース・ストア」のアバルト 500e
「アバルト・メタバース・ストア」のアバルト 500e全 10 枚

アバルトは5月18日、ブランド初のEVアバルト『500e』の欧州発売に合わせて、「アバルト・メタバース・ストア」を開設した、と発表した。

写真:アバルト 500e

◆VRヘッドセットや専用ハードウェアなどは不要

アバルト・メタバース・ストアは、まずはイタリア本国の顧客が利用でき、まもなくフランスの顧客も利用可能になる。アバルト・メタバース・ストアは、「メタバース」を利用したインタラクティブなショールームで、遊び心とイノベーションというアバルトの価値観に基づいて、ユニークで没入感のあるブランド体験を可能にするという。

アバルト・メタバース・ストアでは、アバルト500eの全グレードを間近に見ることができ、すべての仕様とカラーを確認することもできる。必要なのは、アバルトのウェブサイトをクリックするだけで、VRヘッドセット、アバター、専用ハードウェアなどは必要ない。アバルト・メタバース・ストアでは、アバルト500eのアドレナリンあふれる走りを、街中とサーキットでの挙動を強調したマルチメディア素材によって楽しめるようにした。アバルト・メタバース・ストアは、マイクロソフトと共同開発されている。

この没入感のある体験は、顧客のどんな質問にもリアルタイムで答える「プロダクト・ジーニアス」によって、さらに強化されている。プロダクト・ジーニアスは、顧客とのライブ対話を通じて、アバルト500eのエクステリア、例えば専用フロントバンパー、専用ラテラルスカート、専用エンブレムなどのディテールを紹介する。車内に入ると、充電モード、充電ステーションマップなど、EVの機能ついても学習できる。また、充電モードを詳細に示すアニメーションも用意されている。さらに、アバルトの特徴の音については、アバルト500eのサウンドジェネレーターを体験することができる。

◆155hpモーター搭載で0~100km/h加速は7秒

アバルト500eは、フィアット『500』のEVバージョン、フィアット『500e』がベースだ。強化されたモーターは、最大出力155hp、最大トルク24kgmを発生する。0~100km/h加速は7秒と、クラス最高の加速性能を備えているという。バッテリーは蓄電容量が42kWh。出力85kWの急速充電システムが装備されており、バッテリーの8割の容量をおよそ35分で充電できる。

アバルト500eでは、「ツーリズモ」、「スコーピオン・ストリート」、「スコーピオン・トラック」の3種類の走行モードが切り替えられる。ツーリズモモードでは、モーターの最大出力を136hp、最大トルクを22.4kgmに抑え、効率的でありながらエキサイティングなドライビングを追求する。

スコーピオン・ストリートでは、回生ブレーキを最大限に活用しながら、高いパフォーマンスを追求する。ツーリズモとスコーピオン・ストリートでは、ワンペダルドライビングを可能にした。スコーピオン・トラックは、最高のパフォーマンスのためのモードになるという。

◆アバルトのガソリンエンジンのサウンドを再現

アバルト500eでは、何世代にもわたって情熱的なドライバーを魅了してきたアバルトサウンドをあきらめることなく、コンパクトEVで唯一、没入感のあるサウンドを実現することを目指した。

アバルト500eのサウンドジェネレーターは、アバルトのガソリンエンジンのサウンドを忠実に再現した。エンジン性能に合わせたサウンドジェネレーターを搭載する。パフォーマンスとサウンドを組み合わせたサウンドシステムが、アバルトならではのドライビングエクスペリエンスを生み出す、と自負する。

アバルト500eのサウンドジェネレーターには、ガソリンエンジンのサウンドを連想させる「AVAS(車両接近通報装置)」が付属する。このAVASもアバルトらしい音を追求した。さらに、アバルト500eのサウンドジェネレーターは、停車時にオン/オフを切り替えることができる。

アバルト500eでは、「Key On-Off」システムがキャビン内のサウンドを演出する。このサウンドは、ユーザーがアバルト車に乗っていると、すぐに分かる音だという。他のEVと一線を画す音を目指した。中でも、時速20kmを超えた時のサウンドにこだわった、としている。

《森脇稔》

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