eアクスルの小型軽量化に貢献するジェイテクトのソリューション…人とくるまのテクノロジー展2023

遊星減速キャリア一体JUCD
遊星減速キャリア一体JUCD全 16 枚

クルマの電動化が世界中で加速している昨今、5月24日から3日間にわたって開催された「人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA」でも電動化が話題の中心だった。

インバーター、モータおよびディファレンシャル(デフ)*を含む減速機を統合した、電気駆動システム(eアクスル)のニーズが高まっている。軸受(ベアリング)やステアリングシステム、駆動部品などを手掛けるジェイテクトは、eアクスルの小型軽量化に貢献するソリューションに力を入れた展示を行った。

*旋回時など走行中に発生する左右輪の回転差を吸収しながら、トルク伝達を行う「差動装置」

eアクスルの小型軽量化に貢献するデフ

昨年夏に発表された「JTEKT Ultra Compact」シリーズの超小型デフ「JUCD(JTEKT Ultra Compact Diff.)」は、標準的なベベルギヤ式との比較で容積を60%減らしながら2倍以上の強度を実現している。また、滑りやすい路面での発進や登坂時などにタイヤスリップが発生することで介入する摩擦ブレーキの負荷を減らしたり、減速時の挙動を安定させることで回生ブレーキの適用領域を拡大することも可能だという。


《石川徹》

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る