日産自動車とTOPPANエッジは6月12日、車両位置をリアルタイムに把握できる新たな物流管理システム(VPM)を共同開発し、日産自動車九州の車両センターにて運用を開始したと発表した。
本システムは、GPSとRFIDを用いて、完成車両の位置情報をボタン一つで登録し、リアルタイムに把握できる。今回、日産自動車九州にて生産した車両を、輸送に向けて埠頭エリアにて保管し、管理する工程にシステムを導入した。
新システムでは、完成車両の移動を行う作業者が専用デバイスのボタンを押すだけで、車両情報と位置情報を取得可能。これまでは手作業で実施していた位置情報の登録や集計などの効率化を実現した。また、完成車両の保管場所や、空きスペースを即座に把握できるようになり、より効率的な車両管理が可能となる。