沖縄都市モノレールの3両化が本格化 6月19日から平日に6往復の習熟運転

現在、2両編成で運行されているゆいレール。1日平均の利用者数は、2020~2021年度はコロナ禍により3万人台にまで落ち込んだものの、2022年度は4万人台まで持ち直し、2023年度は4~5月の実績で5万人台を回復している。
現在、2両編成で運行されているゆいレール。1日平均の利用者数は、2020~2021年度はコロナ禍により3万人台にまで落ち込んだものの、2022年度は4万人台まで持ち直し、2023年度は4~5月の実績で5万人台を回復している。全 1 枚

沖縄県の那覇空港駅(那覇市)とてだこ浦西駅(浦添市)を結ぶ沖縄都市モノレール線(ゆいレール)を運営する沖縄都市モノレールは6月19日、3両編成化へ向けた習熟運転を開始した。

2003年8月に那覇空港~首里間12.9kmが最初に開業したゆいレールは1000形の2両編成で運行されてきたが、1日平均の利用者数は2010年度から右肩上がりで、2018年度には5万人を突破した。

そのため、沖縄都市モノレールと沿線自治体では輸送力増強策として2019年4月、ゆいレールを2030年までに3両編成化する方針を決め、翌年9月には日立製作所と3両編成4本12両の製造について、随意契約を結んでいる。

3両編成の習熟運転では、平日のラッシュ時を除く時間帯に2本の編成を使って6往復するとしており、最終的には9本の編成が導入されることになっているが、残る5本はコスト削減のため2両編成の既存車を活用するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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