1400馬力・4ロータリーツインターボの「爆速」マツダ3がロータリー最速記録を更新! パイクスピークの歴史を変えた

マツダ3 ファストバック 4ローターツインターボ RWD 【BULLET】
マツダ3 ファストバック 4ローターツインターボ RWD 【BULLET】全 9 枚

トーヨータイヤマッド・マイク(マイク・ウィデット)選手と世界で最も過酷といわれるヒルクライム「2023 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」のエキシビションクラスに参戦。25日に決勝レースが開催された。

【画像全9枚】

見事な快走で、ロータリーエンジン搭載車として最速の記録となる10分34秒980でフィニッシュ。エキシビジョンクラス5位、総合21位で完走を果たした。パイクスピークにおける、ロータリーエンジン搭載車およびマツダ車の最速レコードとなるタイムは今後しばらく破られることのない記録となりそうだ。

マツダ3 ファストバック 4ローターツインターボ RWD 【BULLET】マツダ3 ファストバック 4ローターツインターボ RWD 【BULLET】

参戦車両は1400馬力、ツインターボ4ロータリーエンジン搭載、FR駆動の『マツダ3』で車両名は「BULLET」。兵庫県に位置し有数のレーシングロータリーを手がけたTCPマジック代表の川戸泰介氏による制作だ。

◆予選は一時トップタイムを記録、クラス5位で決勝は32番目のスタート

マツダ3 ファストバック 4ローターツインターボ RWD 【BULLET】マツダ3 ファストバック 4ローターツインターボ RWD 【BULLET】

装着タイヤはトーヨータイヤ「PROXES Slick」で、モータースポーツ専用のレーシングスリックタイヤ。ニュルブルクリンク24時間耐久レースなどでも使用される同タイヤだが、今回は鈴鹿と岡山の国内テストを経て専用にチューニングされたパイクスピークスペックが持ち込まれた。BULLETの強力なエンジンパワーを受け止めるため、非常に柔らかいコンパウンドが使用されている。

ドライバーを務めるマッド・マイク選手ドライバーを務めるマッド・マイク選手

前日に開催された予選では、1本目の走行で暫定トップのタイムを記録。しかし直後に別のマシンがトラブルによってコース上でストップ。路面にオイルが巻かれて滑りやすい状況に。コンディションとしては厳しい中、空気圧の見直しなどリセッティングを行い、最終的には予選5位で走行を終える。総合順位は26位となり、決勝の走行順は32番での出走となった。

◆ロータリーエンジンの最速レコードを更新! 4ローターエンジンで初完走

マツダ3 ファストバック 4ローターツインターボ RWD 【BULLET】マツダ3 ファストバック 4ローターツインターボ RWD 【BULLET】

決勝は横浜タイヤのワンメイクPorsche Pikes Peak Trophy By Yokohamaから出走し、同クラスの終了後から総合順位でタイムの早いマシンから順番にタイムトライアルが行われた。2023年のレースは天候の心配もなく、コースも全線が開通した状態で実施。各選手が渾身の走りでパイクスピークの山脈を駆け抜けていく。

マイクのBULLETもスタートから全開で飛び出していく。ヘアピンの立ち上がりなどではスライドしながら、積極的にアクセルを開けるアグレッシブな走りで頂点を目指す。会場に詰めかけた大観衆も4ローターエンジンの咆哮に歓声をあげながら、無事に頂上まで走り切る。見事にチームの努力が実る結果となった。

「Team MAGIC」が一丸となって偉大な記録達成を成し遂げた「Team MAGIC」が一丸となって偉大な記録達成を成し遂げた

今後のBULLETは北米マツダに展示されることが決まっているが、その後の予定は未定とのこと。日本に戻ってくる可能性もあるということなので、一目見られることを期待しよう。

《後藤竜甫》

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