会場をぐるりと一周! 気になるブースがあった…群馬パーツショー2023

群馬パーツショー2023
群馬パーツショー2023全 50 枚

群馬トヨタグループは群馬県高崎市のGメッセ群馬にて、2023年7月7日から9日の3日間「群馬パーツショー2023」を開催した。そこで気になるブースを2回に分けて紹介していく。

◆4WDの車検対策にも大人気な『マルチビューカメラ』【データシステム】

群馬パーツショー2023群馬パーツショー2023

アイディアものの電子パーツでお馴染みの「データシステム」は2種の注目パーツが目を引いた。ひとつは『マルチビューカメラ』。マルチビューカメラは1つのカメラで6つの表示パターンをスイッチ1つで切り替えられるもの。6つのパターンは、左右180度のスーパーワイドビューや左右コーナーを重視したコーナービュー、歪みの少ないノーマルビューなど。

フロントに装着すれば、路地から広い道への進入時などの安全確保が可能。またハイリフト時の前側方の死角減少が可能で、車検対策にもなるとのこと。特に群馬パーツショーでは、ハイラックスやリフトアップしたジムニーのユーザーが注目していた。リヤに装着すれば狭いスペースへの駐車などが容易となる。

もう1つはジムニー用のハイマウントリアカメラキット。ジムニーの純正リヤカメラは取り付け位置が悪く、撮影範囲も今一歩。このハイマウントリアカメラキットはリヤのウォッシャーノズルを外して取り付けるので、撮影位置が広範囲となりリヤに自転車をマウントした際なども視界が確保できる。取り付けベースには新しいウォッシャーノズルが装備されているので、外したホースを接続するだけでウォッシャーの機能も失われない。

スーパースリムモニターは、これらのカメラとの相性のいいモニター。その名のとおりの薄型モニターなので、ジムニーなどのタイトな車内にも装着しやすいのが特徴だ。

◆おしゃれにアウトドアを楽しみたい!【フレックスドリーム】

群馬パーツショー2023群馬パーツショー2023

ARB 4×4 アクセサリーズの日本正規輸入元であるフレックスドリームは、ARB 4×4 アクセサリーズの製品を中心に展示&販売を行った。なんと言っても注目が集まっているのが、スチール製のバンパー。ランドクルーザー、ハイラックス、ジムニー用などが用意される。

このスチール製バンパーを装着したスタイルが、日本のアウトドアファンに支持され、ルーフラックやサイドオーニングなどにも注目が集まっているとのこと。ルーフラック上に乗せるテントはあこがれの商品とのこと。また、エラストマー樹脂製の3Dフロアマットも人気。凹凸構造が、泥や汚れをしっかりと落とす。

◆硬派なゴツゴツ系~クラシカルデザインが揃う【クリムソン】

群馬パーツショー2023群馬パーツショー2023

ランクル300用のホイール、ゴーレムが人気。力強い6本スポークはランクル300はもちろん、プラド、RAV4、ジムニーと多くのクロカン&SUV系へのマッチングがいいだろう。ホイール径は16、17、20インチの3サイズで、カラーはマットブラックとブラック-マシニンググリップの2種。

クリムソンではクラシカルデザインのホイールも展示。クラシカルなデザインのものはジムニーユーザー、特に女性に人気だという。同社は新作の軽自動車用ホイールが存在するが、今回はトヨタ系イベントということで披露しなかったとのこと。

◆人気の燃料添加剤「フューエルワン」に注目【和光ケミカル】

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各種添加剤やオイルなどで有名な「WAKO'S」をラインナップする和光ケミカルは、新製品の展示などはなく、通常販売している製品を展示即売した。同社はセールなどを行わない方針のため、こうしたイベントでも基本的には値引きは行わないとのこと。ただし、ノベルティのプレゼントが行われていて、8,000円以上購入したお客さんには20リットルペール缶をつかったイスのプレゼントが行われた。

ケミカル類でとくに人気なのが「フェーエルワン」という吸排気バルブやインジェクターの清浄化を行うもの。年間200万本を売り上げるという同製品は、群馬パーツショーの会場でも好調な売れ行きを示していた。

◆対面販売ならではの掘り出し物が!【プロジェクトミュー】

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今回のショーのサブタイトルに“宝探し”というフレーズがついていることもあり、そうした要素も取り込んだというプロジェクトミュー。普段の販売では難しい、キズ有りローターや型落ちパッドなども、対面方式の展示即売なので可能だという。

プロジェクトミューのアウトレットは人気で、平日だった初日に代休を取って来場したお客さんもいたという。取材日の土曜日は屋外で86イベントがあったので、スポーツ系パーツを中心に展開。翌日曜日は一転してクロカン&SUV系パーツを中心に、セールイベントを行っていた。

◆希少な輸入パーツで差をつけよう!【橋本コーポレーション】

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CSFブランドのアルミインタークーラーを展示。CSFはインタークーラーだけでなく、ラジエータやオイルクーラーなど冷却系の専門メーカーとのこと。またブレンボの正規代理店でもある同社はブレンボパーツも展示。同社オリジナルホイールのシュミーデンRRも展示された。ブルーレンズのミラーも人気で、取材中も売れていくほどであった。

◆最近話題の足回り「KW」と「ST」【KWオートモーティブ】

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KWはV4クラブスポーツとST、2種の車高調キットを展示即売。KWとSTはセッティング的には同じものだが、その素性がちょっと異なる。KWはダンパー本体がステンレス製となるプレミアムタイプ、STはスチール製となるベーシックタイプだ。KWのバージョン1がST-X、バージョン2がXAとXTA、バージョン3がXTA+3に該当する。

◆ドイツ限定のBBSに大注目【BBSアンリミテッド】

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2022年にBBSジャーマニーがKWオートモーティブの一員となっている。BBSアンリミテッドの最大の特徴はホイールを直接ハブに装着するのではなく、ハブアダプターと呼ばれるパーツを介して装着するところ。ハブアダプターを使うことで、P.C.D.はもちろんインセットの変更も自由に行うことができる。今回展示されたモデルはCI-Rで、5本のVアームを採用する軽量モデル。

◆ジムニー乗りはみんな知ってる?【アピオ】

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アピオといえばジムニー専門店としてあまりに有名な存在。そんなジムニー専門店がなんでトヨタ系イベントに出展しているのか? とたずねたところ、「以前にFJクルーザーチックなジムニーを作ったことがあって、それが縁となりました」とのこと。

アピオで人気のパーツはルーミラーに被せるタイプのブルーミラー。ジムニーの純正ルームミラーは背面がグレーで外からしまって見えないということ。アピオのブルーミラーはミラーそのものをすっぽりと被せ、背面部分も黒くできるので人気となっている。また、ホイールナット+ロックナットのフルセットも人気だという。

◆ハイラックスがワイルドなオーバーランダー仕様に!【トヨタカスタマイジング&ディベロップメント】

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ハイラックスのオーストラリア仕様であるローグをベースにカスタマイズしたモデルを展示した。フロント部分はショーモデル用のグリルに変更、標準ではトヨタのエンブレムが中央に配されるが、こちらのモデルでは「TOYOTA」のロゴとなっている。ルーフラック、荷台のラックともに穴開けなどのボディ加工不要で取り付け可能。シュノーケルはオーストラリアトヨタの純正部品だ。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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