電子防食法でクルマのサビを防止、「ラストストッパー」発売

ラストストッパー
ラストストッパー全 9 枚

インターネットショップ「AS MUST」は7月25日、クルマのサビを防止する「ラストストッパー」の販売を開始した。

[写真:ラストストッパー]

クルマのボディにおけるサビは、飛び石などの外的要因や経年劣化によって露出した鉄板に水分が付着し、電気化学反応によって「鉄イオン化」することによって始まる。そして鉄イオン化した鉄板が大気中の酸素と結合することで酸化還元反応が起こり、サビが発生。ラストストッパーは電子防食法の原理を応用し、車載バッテリーから得られた電子をボディ全体に流すことで鉄イオン化を防ぎ、サビの発生を抑止する。電子防食法は、金属のサビを化学的に防ぐ方法として船舶や大型建造物などに用いられており、約200年という長い歴史を持つ技術として知られている。

ラストストッパーは、ボディサイズや使用環境に合わせて「レギュラータイプ」「軽自動車・リッターカータイプ」「ヘビーデューティタイプ」の3種類を用意。ほとんどの場合、レギュラータイプまたは軽自動車・リッターカータイプで問題ないが、潮風にさらされたり塩化ナトリウムを含む凍結防止剤や融雪剤が付着したりするなど、サビが進行しやすい環境にあるクルマの場合には、より高性能なヘビーデューティタイプが最適。また、トラックなどでの使用を想定した「24ボルトタイプ」も用意する。

取り付けは本体から出るアース線を車載バッテリーとつなぎ、もう一方のパルス線をボディに取り付けるだけで完了。本体はコンパクトで、防水加工が施されているためメンテナンスフリー。また、ボディに流れる電子は微弱なもので、車載バッテリーに対する負荷もほとんどない。

価格はレギュラータイプが2万3000円、軽・リッターカータイプが2万8000円、ヘビーデューティタイプが2万8000円、24V用が3万円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
  2. ホンダの小型セダン『アメイズ』新型、成人乗員保護で最高評価の5つ星…印バーラトNCAP
  3. 【日産 フェアレディZ 新型試乗】まるで日本製のアメ車? そこはかとなくアメリカを感じる…中村孝仁
  4. 「さすが私が欲しいバイク」ヤマハの原付二種スポーツ『XSR125』が「バイクオブザイヤー2025」に、SNSではファン興奮
  5. メルセデスベンツ『Bクラス』、「Urban Stars」追加…AMGライン標準装備で575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る