【夏休み】車内でお祭り!? 両備グループが『涼備バス』運行中

1号車<中国バス> 昭和レトロでチュウゴCOOLバス号
1号車<中国バス> 昭和レトロでチュウゴCOOLバス号全 10 枚

岡山県を中心に交通事業を展開する両備グループのバス・鉄軌道ユニットの、中国バス(福山市)、両備バス(岡山市)、岡電バス(岡山市)の3社は、涼しい車内を演出した3種類の『涼備バス』を8月31日まで運行中だ。

涼備バスは、両備グループが2023年度より推進する『進(シン)・宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト』の第1段として、「涼を備えた両備のシン化」のコンセプトのもとに始まった。

それぞれの路線によってコンセプトが異なる涼備バス。見どころは各社こだわりの降車ボタン芸だ。中国バスでは昭和レトロな夏をテーマに車内を演出した『昭和レトロでチュウゴCOOLバス号』が運行される。降車ボタンを押すと、川のせせらぎとともにししおどしの音が響く。乗客が快適に過ごせるよう、全窓に取り付けたすだれと全座席に完備した特製うちわに注目だ。

両備バスで運行されるのは、縁日や屋台の演出を中心に風鈴や風車などで涼を演出した『納涼縁日号』だ。車内では沿線の夏祭り情報が提供され、さらに乗車口には扇風機、車内前方には汗拭きシートが用意される。また、タイヤホイールには花火に見えるようなペイントが施される。降車ボタンを押すと、花火が上がる音を聴くことができる。夜間運行時には車内に花火が映像で浮かぶ演出も。

岡電バスでは、大学生とともに「COOLな氷の世界」のテーマのもとに企画した『お客サマーを快適にOh! COOL号』が運行。見た目に涼しく、雪だるまやペンギンなどの装飾のほか、冷感素材のシートや扇風機が用意される。またうちわや汗拭きシート、塩分タブレットの配付のほか、岡山電気軌道が運営する「たまうどん」(杜の街プラザ)の冷たいうどん割引券のプレゼントも。さらに車内モニターでは学生が制作した映像を楽しむこともできる。

降車ボタンの演出では、氷の音を聴くことができ、バスを降りる直前まで涼を感じられる。さらに、岡電バス岡南営業所のバス停には、すだれやミストが設置。そして、7月中の月・水・金曜日の14時以降の期間限定で、岡電バス社員の手作りの氷で作った「氷柱」時刻表を見られる。

また、涼備バスのプロジェクトと同時に、岡山県南と備後エリアのバス路線で“御朱印帳”ならぬ『夏休みバシュ印帳スタンプラリー』を開催。夏休みのバスを利用したお出かけ促進を目指す。開催期間は、涼備バスの運行期間と同様だ。

《神林崇亮》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. トヨタ『GRヤリス』にモータースポーツ由来の空力パーツ採用!「エアロパフォーマンス」誕生
  4. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  5. カスタムカーの祭典、愛知で初開催!「オートメッセ in 愛知 2025」7月26-27日
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る