[音響機材・チョイスの勘どころ]スピーカーを店頭で試聴する際の「コツ」を解説!

市販スピーカーの一例(ビーウィズ・Lucent Duo165)。
市販スピーカーの一例(ビーウィズ・Lucent Duo165)。全 1 枚

カーオーディオシステムの“高度化”を図りたいと考えているドライバー諸氏に向けて、それを実践しようとするときに役立つ製品選びのコツを解説している当コーナー。今回は、スピーカーの音を聴いて選ぶ際の“勘どころ”を説明していく。

さて、これまでスピーカーを選ぶ際のポイントをさまざま説明してきたが、チョイスにおいて最終的な決め手となるのは、「聴いてどうか」だ。スピーカーの性能は、スペックや評判だけでは判断しかねる。自分の耳で聴いて「ぐっとくるかどうか」、ここの見極めがカギとなる。なので、価格帯も含めてある程度目星を付けたら、最後は「カーオーディオ・プロショップ」に足を運び、実機の音を聴いて選ぼう。

なお「カーオーディオ・プロショップ」の各店舗には大体、試聴用のスピーカーが「デモボード」と呼ばれる機材に組み込まれ、試聴できるようになっている。

ただ、聴ける製品数は店舗ごとでまちまちだ。15機種ほどを並べているお店もあれば、5機種程度ということもある。なのでできれば、複数店舗を回れるとベターだ。そうすれば試聴できる機材の数はおのずと増え、しかもショップ選びの参考にもなる。

なお試聴に出向こうとする際には、各店舗に事前に連絡を入れておきたい。そうした方がもろもろがスムーズにいきやすくなる。タイミングによっては試聴対応が難しいこともあるので、いつ頃に行くと良いのかを聞いておきたい。そしてさらには、再生可能なメディアも確認しておこう。

というのも、試聴は普段聴き慣れている楽曲にて行うべきだ。そういった楽曲なら、スピーカーごとの違いが分かりやすくなる。で、その楽曲データを何に入れて持って行くと良いのかも、事前に問い合わせておこう。スマホでも聴ける場合もあれば、CDやUSBでないと聴けないこともある。せっかくデータを持って行っても、それでは聴けなかった…、なんてことになると残念だ。

続いては、実際に試聴する際の注意事項を説明していこう。まず、試聴する製品ごとで常に左右のスピーカーから等距離の場所に身を置こう。そこがもっとも良好なコンディションで聴ける場所だからだ。すべての製品を、ベストな位置で試聴しよう。

あと、スピーカーを切り替えると機種ごとで音量が変わることがある。そうであったら常に同様の音量になるように調整しながら試聴しよう。小さい音で聴くよりも大きい音で聴いた方が良い音だと感じやすい。なので音量を揃えないと、客観的な判断がしづらくなるのだ。

今回は以上だ。次回も試聴においてのコツの解説を続行する。お楽しみに。

《太田祥三》

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