フォード『マスタングEV』に高性能オフロード仕様「ラリー」が登場…2024年米国発売へ

フォード・マスタング・マッハE ラリー
フォード・マスタング・マッハE ラリー全 10 枚

フォードモーターは9月7日、電動SUVでEVのフォード『マスタング・マッハE』の高性能オフロード仕様、「マスタング・マッハEラリー」を米国で発表した。2024年前半、米国市場で発売される予定だ。

写真:フォード・マスタング・マッハE ラリー

◆ツインモーターは最大出力480hpに強化

「GT」グレードのEVパワートレインをチューニングした。前後のモーターは、最大出力480hp、最大トルク89.9kgmに引き上げられている。蓄電容量91kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する。米EPA(環境保護局)の推定航続は400km以上。DC急速充電を利用すれば、バッテリーの80%の容量を約36分で充電できる。

車高を20mmアップした専用サスペンションに、専用チューニングのスプリング、マグネライドショック、385mmのフロントブレーキローターとレッド塗装のブレンボ製キャリパーを装備した。フォードのラリー車両の歴史に着想を得て、グロスホワイトの19インチラリースタイルアルミホイールを装着する。

タイヤは235/55R19サイズのミシュラン「クロスクライメート2」を履く。床下には、フロントとリアにモーター用の保護シールドを装着。ドアクラッディングとフェンダーアーチの保護フィルム、マッドフラップが用意されている。フロントバンパーにはリカバリーポイントが内蔵され、牽引用のフックも付属している。

フォード・マスタング・マッハE ラリーフォード・マスタング・マッハE ラリー

◆『フォーカスRS』からインスピレーションを得たリアスポイラー

高性能ハッチバックの『フォーカスRS』からインスピレーションを得たリアスポイラー、アッパー&ロアボディモールディングを含む専用のコントラストアクセント、専用フロントスプリッター、ブラック塗装のスチール製ルーフ、ラリーにインスパイアされたフォグランプを組み込んだ専用フロントマスクも装備した。

大胆なカラーパレットを引き立てる2本のレーシングストライプが標準装備される。ボディカラーは、グラバーブルー、シャドーブラック、エラプショングリーン、グラバーイエローを設定した。オプションとして、スターホワイトと新色のグレイシャーグレーが用意されている。

室内では、ダッシュボード、ステアリングホイールの下側スポーク、ドアのコントラストステッチに、グロスホワイトのアクセントが添えられた。フォードデザインのパフォーマンスシートは、シートバックがグロスホワイトで、「Mach-E Rally」のデボス加工が施されている。

フォード・マスタング・マッハE ラリーフォード・マスタング・マッハE ラリー

◆オフロード走行用に開発された「ラリースポーツ」ドライブモード

オフロード走行用に開発されたフォード初の「ラリースポーツ」ドライブモードが搭載された。大きなスライドを可能にするヨーをはじめ、コントロール性を向上させるリニアなスロットルレスポンス、緩いコーナーでのハンドリングを向上させるアグレッシブなダンピングが可能という。

ドライバーは、このドライブモードと新しいタイヤの組み合わせにより、雪道やオンロードの滑りやすいコンディションでも性能を発揮できる、と自負する。

マスタング・マッハEラリーをテストするために、フォードは米国ミシガン州のプルービンググラウンドに、新しいラリーコースを設けた。このコースは、熟練ラリークロスドライバーによって特別に設計され、リアルワールドでの走行をシミュレートしている。マスタング・マッハEラリーのプロトタイプは、ラリークロスの耐久性試験をシミュレートした延べ800kmの走行テストを行い、設計の狙いを満たしていることが確認された、としている。

《森脇稔》

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