ヤマハのeバイクで都心をサイクリング、YPJ cafe 開催「気軽に参加して楽しさ味わって」

ヤマハのeバイクを試乗・体感できる「YPJ cafe」(10月21日 東京千代田区)
ヤマハのeバイクを試乗・体感できる「YPJ cafe」(10月21日 東京千代田区)全 32 枚

ヤマハ発動機のeバイク「YPJシリーズ」を気軽に体感できるイベント「YPJ cafe」が21日、都内で開催された。JR市ヶ谷駅にほど近い都会のオアシス「番町の庭」を会場に、最新のラインアップを公道で楽しめる機会となった。飛び入りでの試乗はもちろん、YPJオーナーらも愛車を持ち込んで参加。秋晴れの中、電動アシストでのサイクリングを楽しんだ。

21日に開催されたヤマハeバイク試乗イベント「YPJ cafe」

ヤマハはこれまでもeバイク体験の場としてYPJ cafeを開催してきた。オーナー同士の交流の場としてだけでなく、展示や最新ラインアップの試乗もおこない、YPJファンの拡大をねらう。

今回はフラッグシップの『YPJ-MT Pro』、すでに生産終了となった『YPJ-XC』、グラベルロードタイプの『WABASH RT(ワバッシュRT)』、シティライドに最適なクロスバイクタイプの『CROSS CORE RC(クロスコアRC)』を展示、試乗車として用意。カフェを訪れた方や、散歩でたまたま立ち寄ったという方などeバイク初心者も最新の電動アシストの走りを体感し、驚きの声をあげていた。

飛び入りでの試乗は会場周辺の一般道を約10分のコースで走ることができる。eバイクであるYPJシリーズは、一般の電動アシスト自転車と比べ高価(YPJ-MT Proは税込価格で74万8000円)で、特別な店舗などでしか取り扱っていないため実物の展示や試乗できる機会はなかなかないという。

ヤマハ担当者は「YPJ cafeのように、メーカーが主導して試乗イベントをやるというのはeバイクではあまり例がない。ヤマハはバイクのメーカーとして、長年ファンミーティングや試乗イベントをおこなってきた。そのノウハウを活かせたら。いろいろ触って、試してもらってeバイクの楽しさを味わって頂きたい」と話す。

この日参加したYPJオーナーは、自身の愛車で皇居周辺約40分のコースを走った。中には千葉県佐倉市から参加したユーザーや、4年間で2万kmをYPJで走破したという強者ユーザーも。それでもサイクリングガイドのプロが先導し、正しいヘルメットの装着方法からeバイクを楽しむコツ、観光ガイドのレクチャーまで、普段乗りとは違う体験に笑顔が溢れた。

「ワバッシュRTやクロスコアRCでも30万円~40万円ちょっと。比較的高額な乗り物なので、ユーザーは男性が多く年齢層も高め。今回のような試乗の機会などを通じて、若い方や女性にも広くeバイクの楽しさを感じてほしい」と期待を込める。

YPJ cafeは年内開催の予定はないが、来年も様々な触れ合いの機会を計画中だという。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る