DSが「ChatGPT」車載化、欧州向け4車種に

DSが車載化する「ChatGPT」のイメージ
DSが車載化する「ChatGPT」のイメージ全 5 枚

DSオートモビル(DS AUTOMOBILES)は10月19日、欧州向けの『DS 3』、『DS 4』、『DS 7』、『DS 9』のインフォテインメントシステム「DS IRISシステム」に、生成AI(人工知能)の「ChatGPT」を搭載すると発表した。

写真:DSが車載化する「ChatGPT」のイメージ

ChatGPTは、人間との間で会話が行えるAIによるチャットサービスだ。このテクノロジーは、言語モデルを使用して、自然な対話を理解し、高度な文章を生成する。膨大な量のデータから学習することで、ChatGPTはさまざまな質問に答え、正確で適切な情報を回答することができる。

DSブランドの4車種のユーザーは、車内で今までにない会話体験を楽しむことができ、有益な情報にアクセスしたり、多くのタスクをこなしたりすることができるようになる。この新機能を車両に組み込むことにより、DSの車載音声認識システムは、移動に特化したデジタルアシスタントとなるという。

ChatGPTを搭載したDS IRISシステムに、例えば、ボルドーで午後に楽しめる観光スポットを尋ねたり、ルーブル美術館で最も美しい作品をリストアップしたり、好きなテーマに関するクイズを作ったり、童話を作ったりすることができるようになる。DS IRISシステムに組み込まれたChatGPTは、ドライバーと車両との対話をまったく新しい次元に引き上げる、と自負する。

ChatGPTを利用するには、DS IRISシステムに「OK、アイリス」と話しかけるか、ステアリングホイールの専用ボタンを押すだけでいい。ドライバーが前方から視線をそらしたり、ステアリングホイールから手を離したりすることなく、音声対話が安全に開始される。

DS IRISシステムは、コネクテッド機能を備えた最新のインフォテインメントシステムだ。トラフィック情報を入手可能なナビゲーションシステムが利用できる。また、世界各国の言語によるボイスコントロール機能に対応しており、OK、アイリスと呼びかけることで、目的地やエアコンの温度設定、電話の発着信、天気予報などを、安全かつ快適に操作できる、としている。

《森脇稔》

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