スポーティ路線に!? ロールスロイスのSUV『カリナン』初の大幅改良でどう変わる?

ロールスロイス カリナン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
ロールスロイス カリナン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 14 枚

ロールスロイス初の最高級クロスオーバーSUVとして登場した『カリナン』。2018年に登場するや、またたく間に同ブランドのベストセラーへと成長し、高級車市場に大きなインパクトを与えた。そんなカリナンだが、発売から5年が経過しいよいよ初めての大幅改良を迎えるようだ。プロトタイプの姿をスクープした。

◆スポーティ路線に!? フロントマスクが大きく変化

ミュンヘンにあるBMW研究開発センター付近で捉えたプロトタイプは、フロントエンドの一部にカモフラージュが施されているだけの状態だ。パンテオングリルを取り囲むように白いカバーが取り付けられ、ヘッドライトの下部も隠されているものの、うっすらと縦基調のフィンのようなものが確認できる。フロントバンパーサイドのエアインテークは横基調から一転、ハの字型になったことでかなりスポーティな印象となっていることがわかる。

ロールスロイス カリナン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)ロールスロイス カリナン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

またパンテオングリルは、わずかに小さくなったように見え、クロームベゼルが削除されている。『ファントム』と同様に、オプションで照明が追加される可能性が大いにありそうだ。ヘッドライトはよりスリムになり、新設計されたLEDデイタイムランニングライトが配置される。

ボディサイドに変化はなく、時代やカテゴリーを超越したプロポーションを維持している様子がうかがえる。後部では、リアバンパーの下部セクションに新しいデザインが見られる。黒いプラスチックのクラッディングはクォーターパネルまで伸びており、エキゾーストの形状も異なっている。これが最終レイアウトであるとは限らないが、カリナンが(少なくともあと数年間は)ICEを搭載したモデルであり続けることを証明していると言っていいだろう。

現行型は、BMW製6.75リットルV型12気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載、ZF製8速オートマチックトランスミッションを介して、最高出力571psを4輪すべてに送る。また、よりスポーティなブラックシリーズでは 最高出力600psを発揮する。次世代ではV12を完全電動パワートレインに置き換えることになるため、これがICEを搭載した最後のロールスロイスSUVになる可能性がある。しかし、フルEV化を前にマイルドハイブリッド技術など何らかの電動化が見られるかも知れない。

カリナン改良新型のワールドプレミアは、最速で2024年、遅れれば2025年となるだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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