セレンスとNVIDIA、自動車に特化した大規模言語モデルを共同開発…CES 2024に出展へ

セレンスとNVIDIAが自動車向け大規模言語モデルを共同開発
セレンスとNVIDIAが自動車向け大規模言語モデルを共同開発全 1 枚

セレンスは、NVIDIAの技術を活用した自動車向け大規模言語モデル「CaLLM(Cerence Automotive Large Language Model)」を発表した。

大規模言語モデル(LLM)は、大量のデータとディープラーニング(深層学習)によって構築され、自然言語処理で用いられる技術だ。今回発表したCaLLMは、NVIDIA DRIVEプラットフォーム上で動作するセレンスの次世代車載コンピューティングプラットフォーム。セレンスはNVIDIAとのコラボレーションにより、既存の組み込みシステムと新生成AIドメインをクラウドで統合。新しいユーザーエクスペリエンスを展開できるようにすることで市場投入までの時間を短縮する。

自動車メーカーやモビリティOEMが生成AIとLLMを活用してユーザーエクスペリエンスの向上を目指す中、自動車に特化した独自のインテリジェンスを備えるCaLLMは、ファインチューニングしながら増加し続ける自動車データセットを活用。一般的な知識を持つLLMを上回る車内ユーザーエクスペリエンスを提供する。また、CaLLMは、自動車の機能、特長、要件を的確にサポートし、トレーニング、ファインチューニングおよび個別のアプリケーションにより、自動車メーカー向けに高度なカスタマイズも可能としている。


《纐纈敏也@DAYS》

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. ウィラーエクスプレス、2026年春から高卒採用を開始…免許全額会社負担、独自のキャリアプランを発表
  3. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  4. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
  5. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る