不慣れな人と運転したい人と、キャンピングカー相乗りマッチング…カーステイが実証実験

カーステイがキャンピングカーの相乗りマッチングサービスを実証実験へ
カーステイがキャンピングカーの相乗りマッチングサービスを実証実験へ全 12 枚

バンライフのプラットフォーム事業を展開するカーステイは、内閣官房の規制のサンドボックス制度(新技術等実証制度)に基づく実証計画の認定を受け、2024年3月から国内で初めてキャンピングカーの相乗りマッチングサービスに関する実証実験を行うと発表した。

カーステイは、運転に不慣れな旅行者と、キャンピングカーの運転・旅行が好きで自身が所有するキャンピングカー以外も運転してみたい運転手をマッチングするサービスを実施する。これにより、訪日外国人を含む多くのキャンピングカー旅行者の増加を目指し、国内旅行の振興や地方経済の活性化を図るとしている。

2024年度からは、一般運転手が有償で顧客を送迎する「ライドシェア」が一定の条件で解禁される予定。しかし、キャンピングカーは大型で特殊な車両であり、運転に精通したドライバーと旅行者をマッチングするプラットフォームはこれまで存在しなかった。

カーステイは、これまでのカーシェア事業の経験から、キャンピングカーの相乗りマッチングサービスに一定の需要があると判断。実証実験を申請、謝礼金の実績金額を記載しつつ、「支払が任意である」旨を明記するという条件の下、国交大臣の登録または許可が不要な形態として認定された。

カーステイは2019年1月に車中泊スポットのスペースシェアを、2020年6月にキャンピングカーなど車中泊仕様に特化したカーシェア事業を開始。キャンピングカーや車中泊仕様のバンなどの車両を使わないときに使いたい人にシェア/共用・レンタルしたい所有者と、キャンピングカーで旅行を楽しみたい運転手をマッチングするカーシェア事業を展開しており、今回、キャンピングカーや車中泊事業でのノウハウを利活用し、キャンピングカーの相乗りマッチングサービスの実証実験を行うことで、自社サービスの拡充を図り、国内経済の活性化につなげることを目指す。

キャンピングカーは宿泊施設や移動手段が十分にない地域や、観光客が過剰に集中する地域にとって、新たな宿泊・移動手段を提供することが可能となる。また、災害時の防災インフラ整備拠点「動く休憩所」としても応用利用することができ、社会貢献性が高いものとして評価されているという。

キャンピングカーという乗り物をカーシェアで増やすだけでなく、運転手の増加と可視化を図ることで、より幅広い宿泊と移動手段の提供が可能となることを見込んでいる。

《レスポンス編集部》

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