マセラティ、新型ラージサイズ電動SUV発表へ…2027年

マセラティ・グレカーレ・フォルゴーレ(参考)
マセラティ・グレカーレ・フォルゴーレ(参考)全 5 枚

マセラティは2027年、新型のラージサイズ電動SUVを発表する。『グレカーレ』の上に位置する欧州Eセグメント車で、パワートレインはEVになる。

【画像全5枚】

この新型ラージサイズ電動SUVには、マセラティが属するステランティスが開発した「STLAラージ」プラットフォームを採用する見込みだ。

STLAラージは、400Vと800Vの電気アーキテクチャーを選択できるEVのプラットフォームとして設計・開発されている。モーター、パワーインバーター、減速機を内蔵した電気駆動モジュール(EDM)は、前輪駆動、後輪駆動、全輪駆動の各レイアウトに対応。パワーインバーターは、炭化ケイ素半導体技術を採用して、電力損失を最小限に抑えた。駆動システムの能力は、車両が製品寿命を終えるまで、OTA(Over-the-Air)ソフトウェアアップデートによってアップグレードすることができる。

また、STLAラージは、LSDやホイールエンドディスコネクトなどのパワートレイン強化装置を搭載して性能の向上や、機械抵抗の低減による効率や航続の向上を図ることが可能。全体として、STLAラージプラットフォームは、V型8気筒ガソリンエンジンを凌駕するパワーに対応できるポテンシャルを備えているという。

航続とコストのバランスの重要性を考慮し、このプラットフォームには当初、蓄電容量85~118kWhのバッテリーの選択肢が用意される。800Vのバッテリーパックは、毎分最大4.5kWhの効率で急速充電を行うことができる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型取締機JMA-520/401に対応、セルスターが一体型コンパクトレーダー探知機「AR-225A」を発売
  2. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  3. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. 初公開「赤のS」と「白のGT」で『GSX-R』40周年を祝福! スズキ工場にファン集結、MotoGPマシン「最後の咆哮」も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る