なぜ? アルファロメオ『ミラノ』の車名を禁じられる…なら『ジュニア』だ!

アルファロメオ・ミラノ改めジュニア
アルファロメオ・ミラノ改めジュニア全 16 枚

アルファロメオ(Alfa Romeo)は4月15日、4月11日に発表したばかりのコンパクトスポーツカーの名称『ミラノ』(Milano)の使用が当局により禁止されたことを明らかにした。新たな車名は『ジュニア』(Junior)になる。

【画像全16枚】

ミラノはアルファロメオのコンパクトカー市場への復帰であり、ハイブリッドとブランド初のフル電動仕様の登場で注目されていた。

◆創業の地へのオマージュだったが

「ミラノ」という名前は、1910年にアルファロメオの歴史が始まった都市に因んで選ばれたもので、消費者にも好評だった。

アルファロメオでは「ミラノ」という名前が全ての法的要件を満たしており、新型車の名前よりも重要な課題が政府にはあると信じているが、相互理解を促進する精神で「ミラノ」から「ジュニア」に変更することにした。

アルファロメオは、フィードバックをくれたファン、サポートを提供してくれたイタリアの販売店ネットワーク、新型車に注目してくれたジャーナリスト、そして議論を起こすことで無料の宣伝をしてくれた政府に感謝の意を表した。

◆ジュニアも人気で伝統の名前

アルファロメオのジャン=フィリップ・インパラートCEOは、「『ジュニア』という名前はブランドの歴史に深く根ざしており、車名検討の初期から候補リストの中にあり、自然なチョイスだ。名前を変更する必要はないのだが、アルファロメオの車はいつもポジティブな感情を生み出してきた。新型車もそうでありたいので、論争を避けるために変更を決定した。新型スポーツコンパクトカーは注目されており、ウェブサイトが数時間ダウンする事態に至った」と語る。

イタリア・アルファロメオ・ディーラー協会のステファノ・オドリチ会長は、「アルファロメオはポジティブな情熱を巻き起こすブランドだ。それはデイーラーに来る顧客の目を見れば明らかだ。『ミラノ』も『ジュニア』もブランドの歴史に根ざした美しい名前だ」と述べ、車名変更を歓迎する。

アルファロメオGT1300ジュニアアルファロメオGT1300ジュニア

◆最初のジュニアも若い世代にアピール

「ジュニア」という名前の起源は、『ジュリア』とそのクーペ仕様である『ジュリア・スプリントGT』が成功を収めた後、若い顧客層を新たに惹きつけるための新型車に付けられたのが最初だ。1966年9月に『GT1300ジュニア』が発表され、ヒット作「ジュリア」を名乗っていないにもかかわらず、アルファロメオ新世代のリーダーとなった。新型スパイダーレンジも同様に「ジュニア」を名乗るようになる。

主な機械的変更は、1290ccのツインカムエンジンの採用であり、89hpを発揮し、最高速度は170km/hを超え、1.6Lクラスのジュリアほとんど変わらない性能と運転の楽しさを提供したと評価される。ボディワークも専用のより若々しいトリムに更新された。GT1300ジュニアの販売台数は9万2000台を超え、ラインナップの中で最も売れたモデルとなり、当時のステータスシンボルとなった。

以来、「ジュニア」はエントリー仕様あるいは新規顧客獲得目的の特別仕様のサブネームとしてしばしば用いられるようになる。近年では『ジュリア』と『ステルヴィオ』に「GTジュニア」がそれぞれ設定されている。

詳細画像 > アルファロメオ『ジュニア』...コンパクトカーでもアルフィスタは満足
https://response.jp/article/2024/05/12/381799.html

《高木啓》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界一背が低い4ドア車として登場した、初代『カリーナED』【懐かしのカーカタログ】
  2. マツダの新型「FRスポーツ」開発始動! 特許公開、次期ロードスターかアイコニックSPか?
  3. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  4. 【スズキ エブリイワゴン 新型試乗】快適性がさらにアップ、走りも“頼り甲斐のある”実用ワゴン…島崎七生人
  5. “バッテリー上がり”は通年で起こり得る。もしものときの頼れる新基軸「ジャンプスターター」を公開![特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
ランキングをもっと見る