ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング

第15回自美研ミーティング
第15回自美研ミーティング全 59 枚

神奈川県相模原市のさがみ湖リゾートプレジャーフォレスト第4駐車場で4月20日、「自美研ミーティング」が開かれ、ノンジャンルながらちょっとマニアックなクルマ約220台が集まった。

「自美研」は、X(旧ツイッター)などのSNSで「自動車美術研究室」としてクルマのマニアックなネタや情報などを発信している、20代男性のハンドルネーム。その自美研さんと仲間がミーティングを始めて以来、今回で15回目の開催となった。

回を重ねるたびに参加台数は増え続け、今回全国各地から集まったのは約220台。参加条件は「車が好きなこと」だけ。ジャンルや年式、生産国は問わず、旧車、ネオクラシックカー、新車、国産車、外車すべて大歓迎というもので、オーナー同士の交流を目的としたミーティングとなっている。

今回は「サンルーフ」をテーマにしたところ、実に80台ものサンルーフ車が集まった。トヨタ『ハイエースワゴン』(1985年)もそのうちの1台。グレードはスーパーカスタムの8人乗りで、オーナーによれば主にスノボに行くときに使用しているという。「寝ることができるし、みんなでワイワイと楽しくできる。サンルーフを開けて食事をすると気持ちいいです」と笑顔を見せていた。

サンルーフ車はトヨタ『セリカXX』や日産『ステージア』、ホンダ『トゥデイ』、スバル『レガシィツーリングワゴン』、マツダ『ランティス』、BMW『520i』、アルファロメオ『155』などと、実に様々。中には、開閉可能な巨大なガラスルーフや全面的に開く左右の窓を持つルノー『アヴァンタイム』など、レアな個体の姿も。「ここまで幅広いサンルーフ車があるとは思いませんでした」と自美研さんも驚いていた。

その他の一般車両も個性豊かなものばかり。大阪から8時間かけて走って来たというのは、トヨタの5ドアハッチバックセダン『スプリンターシエロ』(1987年)。レースのシートカバーもそのままのフルノーマルで、地味ながらルーミーなスタイルが今となっては美しい。各地のイベントに出かけているというオーナーは「故障もなく使い勝手が良い。燃費もいいですよ」と満足している様子だった。

異色だったのは、いすゞ『エルフ』ワイド(1983年)の元検診車。エルフのシャーシにヤナセがバスボディを架装したものだ。本来の役目を終えた後、中古車市場でキッチンカーとして販売されるところを現オーナーが手に入れて趣味のクルマとして活用しているという。「全長は5mちょっとしかなく、普通車の駐車枠に停めることができるなど、意外と使いやすいんです」。胸部レントゲンやエアコンなどは撤去されており、テーブルなどを設置。様々なラジコンカーなどを積んで車中泊を楽しんでいるようであった。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. Uber Taxi、埼玉県で初のサービス開始…千葉県でも大幅エリア拡大
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る