メルセデスベンツにリチウム金属固体電池サンプル納入、軽量かつ高エネルギー密度…米ファクトリアル

米ファクトリアルのバッテリーセル
米ファクトリアルのバッテリーセル全 1 枚

米国のファクトリアル(Factorial)は6月5日、メルセデスベンツとの共同開発契約の一環として、106+Ahのリチウム金属固体電池セルのBサンプルを納入した、と発表した。世界初の固体電池セルのBサンプル納入になるという。

ファクトリアルは、これまでに数千個の大容量固体電池を製造し、Aサンプルフェーズでは1000個以上の100+Ah固体電池セルをメルセデスベンツに納入している。Bサンプルは、モジュールやバッテリーパックに組み込まれ、広範なテストと最適化が行われる。このフェーズでは、メルセデスベンツの厳しい性能仕様に対するモジュールとパックの設計を検証し、ファクトリアルのサプライチェーンと製造プロセスの堅牢性を確認することが求められる。

固体電池セルは、ファクトリアルの独自技術「FEST(Factorial Electrolyte System Technology)」を利用しており、リチウム金属アノードを含む。このアノードは地球上で最も軽い金属であり、391Wh/kgの高エネルギー密度を実現する。ファクトリアルの電池は、既存のリチウムイオン電池の生産設備を使用して製造され、最小限の改造で済むため、製造検証プロセスを簡素化し、長期的な運用コストを削減できるという。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. なぜ『オーラNISMO』がベースなのか? 強引にエクストレイルのe-POWERを搭載した、日産最小のスーパーカー…東京オートサロン2026
  2. いすゞがキャンピングカー専用シャシーにワイドキャブロング追加、カスタム仕様「GeoRoam」初公開…東京オートサロン2026
  3. 日本最大級のクラシックカー祭典、「ノスタルジック2デイズ」が2月開催、前売券は1月17日発売
  4. 「パッソの代わりに日本でも…」トヨタ初のAセグ・フルハイブリッド車『アイゴX』に、日本導入を望む声
  5. BMW『M5』新型、最終デザインをプレビュー! 最大750馬力のV8ツインターボ搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る