米デトロイトで自動運転車による移動サービス開始へ…May Mobilityがトヨタのミニバンを使用

米May Mobilityの自動運転車。トヨタ・シエナがベース
米May Mobilityの自動運転車。トヨタ・シエナがベース全 1 枚

自動運転車技術を手がける米国のMay Mobilityは6月12日、デトロイト市のモビリティ・イノベーション局(OMI)、ミシガン・モビリティ・コラボラティブ(MMC)と提携し、「デトロイト自動運転システム(ADS)」パイロットプログラムを開始すると発表した。

この「Accessibili-D」サービスは、障害を持つ人々や62歳以上のデトロイト市民の生活を向上させることを目的としている。サービスは6月20日から2026年まで、一部のデトロイト市民に提供される。自動運転車は、トヨタのミニバン『シエナ』がベースだ。

May Mobilityは、プログラム参加者が医療施設、ショッピングセンター、職場、レクリエーション活動にアクセスしやすくするために、3台の自動運転車を展開する。これには、車椅子対応車両2台も含まれる。無料のサービスは、デトロイト市中心部の11平方マイルにわたる68カ所の停留所で、月曜日と水曜日から金曜日の午前8時から午後6時、週末の午前8時から午後1時まで運行される。利用希望者は「Expression of Interest」フォームを提出し、登録後にAccessibili-Dアプリまたは電話で予約が可能となる。

2023年7月、デトロイト市議会はMay Mobilityとの契約を全会一致で承認した。MMCとMay Mobilityは、将来の利用者に自動運転車の利点を広め、サービスを最適に提供するためアウトリーチプログラムを実施してきた。利用者のフィードバックに基づき、May MobilityとOMIは今後数カ月でサービスエリアを拡大し、追加の停留所と車両を導入する予定だ。


《森脇稔》

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