プジョーやシトロエン、新コネクトサービスとソフトウェア基盤採用へ…ステランティスが発表

ステランティスの次世代スマートコックピット
ステランティスの次世代スマートコックピット全 2 枚

ステランティスは6月13日、傘下の14のブランドの顧客向けに、新しいコネクトサービスとソフトウェアプラットフォームを導入すると発表した。

ステランティスは14のブランドの顧客向けに、新しいコネクトサービスを継続的に提供している。この取り組みにより、ソフトウェアやコネクトサービスからの収益が2021年以降2.5倍に成長し、同期間中に世界中の加入者数が500万に増加した。

さらに、対応する車両数は15%増加し、1380万台に達した。2023年には9400万回以上のOTA(Over-the-Air)更新を実施し、既存の車両に新機能を追加している。

これらの成果は、ステランティスの次のソフトウェア成長の基盤を築いている。同社は、クラウドベースの設計およびテストツールを使用し、車両ソフトウェアの開発速度、品質、および展開を早めてている。これには、「バーチャルエンジニアリングワークベンチ」も含まれる。

ステランティスは、自社内でソフトウェアを開発する能力を構築し、24時間体制で各車両プラットフォームに合わせたソフトウェア製品を開発している。主要なソフトウェアプラットフォームのひとつが、「STLA Brain」。これは、中央集権型のコンピューティングアーキテクチャで、センサーやアクチュエーターへの完全なOTAアクセスを可能にする。電子制御ユニット(ECU)の数を約60に半減し、新機能を6か月以内に開発可能。2025年に車両に組み込まれる予定だ。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  3. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 今年の「鈴鹿8耐」は新モデルの日本初披露が目白押し!? 話題のネオレトロバイクも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る