グーグル「ウェイモ」の自動運転車、24時間運行開始…米サンフランシスコ全域で

ウェイモの第5世代の自動運転システムを搭載するジャガーI-PACE
ウェイモの第5世代の自動運転システムを搭載するジャガーI-PACE全 1 枚

グーグルの自動運転車部門のウェイモは6月25日、米国サンフランシスコ全域で自動運転車の24時間運行を開始した、と発表した。これにより、ウェイモのアプリをダウンロードするだけで、雨の日も晴れの日も、完全自動運転車を利用できるようになる。

◆数万回の延べ乗車回数

ウェイモは数年前からサンフランシスコでサービスを提供しており、週に数万回の乗車を記録している。これまでに、地元住民や観光客に対して安全で持続可能な交通手段を用意してきた。現在では、全市民がこのサービスを利用できるようになった。

サンフランシスコ市民は、ウェイモを利用して市内の様々な場所にアクセスしている。約30%の乗車が地元での移動であり、レストランやライブハウス、バー、カフェ、公園、博物館などへの移動が含まれる。最近の調査では、利用者の半数以上が医療機関への移動にウェイモを利用していることがわかった。また、36%の利用者が他の交通手段(BARTやMuni)との接続にウェイモを使用している。

◆車両は電動

ウェイモの車両は全て電動で、サンフランシスコ市のCleanPowerSFプログラムから100%再生可能エネルギーを供給されている。2023年8月の商業運行開始以来、ウェイモの乗車は推定57万kgの二酸化炭素排出削減に貢献している。調査によると、サンフランシスコの利用者の53%がウェイモを利用することで環境に優しい移動ができていると感じている。さらに、ウェイモの利用者の半数以上が、ウェイモの乗車が個人の安心感を向上させたと回答している。

◆観光客も利用

ウェイモは地元住民の移動を改善するだけでなく、観光客にもユニークな体験を提供している。数千人の観光客がウェイモの車両でサンフランシスコの名所を巡り、プレシディオからフェリービルディングまでを楽しんでいる。アプリや車内機能でスペイン語と中国語をサポートすることで、多様な利用者に対して包括的な体験を提供している。


《森脇稔》

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